春日由三の発言 (逓信委員会)
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○参考人(春日由三君) 今先生のおっしゃった点が、実は私どももなかなか踏み切れない点の一番大きな問題なのでございます。御承知のように、たとえばイギリスのBBCの場合を見ましても、テレビジョンをお持ちの方は当然ラジオを持っているという考え方もありますし、持っていても持っていなくても幾ら、テレビジョンとラジオの両方を持っている人はひっくるめて幾ら、ラジオ・プロパーは幾らという二本立なのです。今申しますように、たとえば三百八十五円いただくところを三百三十円とか三百四十円とかいう中間の値段を設けますと、御指摘のように、依然として三百円だけで両方使っている人と、三十円か四十円よけいとられる人というようなものがまた出てくる。金額の差は、今年度までの三百八十五円で、若干違っても同じように問題としては残るということは、非常に私どもの頭を悩ましている点でございますので、料金体制を考える場合には、テレビジョンを持っている人は当然ラジオを持っておるという推定のもとに、あるいは持っている持ってないにかかわらず幾ら、それからラジオ・プロパーは幾らというふうな二本立に落ちつかざるを得ない。その二本立に落ちつく場合は、当然でございますが、テレビジョンだけの三百円と、テレビジョン、ラジオ両方持って三百円プラス・アルファーという値段は出てこない、そういうような考え方もかなり有力に部内では出ているわけでございます。いずれにいたしましても、来年度料金体制を確立する際には、御指摘のようにいわゆる正直者がばかを見る、あるいは持っていても黙っていたら払わないで済むのだという現象は、やっぱりこちらの方から合理化して、なくしていくような体制をとらなきやならぬということも考えております。