光村甚助の発言 (逓信委員会)

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○光村甚助君 そこで私のお聞きしたいことは、私たちが散髪屋に行くと、しょっちゅうかかっているラジオは民間のラジオばっかりなんです。NHKのラジオなんか聞いたことはない、全然。この点についても、あなたの方の幹部諸君にもお聞きしましたところ、散髪をする時間なんかNHKのような、やはり高尚な、高級といいますか、高尚なものはあまりかけないと言うのです。やはり民間のようなラジオをかけておいて、散髪をしている時間なんか、何というか、のんびりやらしてるんで、高尚なものをかけない、こういう御意見だった。一日朝から晩まで聞いていたら、NHKのいいことがわかるとおっしゃったのですが、われわれは不幸にして一日朝から晩まで聞いていて、民間とどちらがいいなんという批評はできないのですが、実際上できないのですけれども、いわゆる散髪屋で朝から晩まで民間のラジオをかけるという点は、やはり庶民階級に愛されているということだと私は思うのです。そこで、この前の議運でも、それが問題というのじゃないのですが、官房長官にもお聞きしたのですが、官房長官に聞く筋合いではないけれども、少なくともラジオというのは金持ちとか、何というか、上流階級がおもに聞いているのじゃない。大衆が聞いているのですね。ラジオの八〇%というものは大衆なんです。そういう中からこのNHKの経営をしていく。あるいは労働代表とか婦人代表というものを選んだらどうか。あるいはさっきおっしゃいましたように会長の委嘱する民間人の中から、番組の編成をするような場合には、そういうやはり大衆の中からも選んだらどうだということも質問をいたしたのですが、ただNHKのラジオとか、あるいはテレビというのは、聞いている者から金をとるというだけで、ほんとうに民間と競争して、りっぱなものを聞かしてやるという気組みがあるのかどうかということを、われわれは非常に疑問に思っているのですよ。そういう点で何かお気づきの点がありませんか。

発言情報

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発言者: 光村甚助

speaker_id: 29013

日付: 1961-03-28

院: 参議院

会議名: 逓信委員会