板野學の発言 (逓信委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○政府委員(板野學君) それでは、私から最近の遅配状況について御説明申し上げたいと思います。
 五月十二日現在で、全国の集配普通局、七百五十二局ございますが、そのうちの十六局で遅配をいたしております。その物数が通常で四十九万、大体これが一日平均の全普通局の配達物数の二・九%に当たっております。小包が約一万、これが全一日の配達物数の三・三%ということになっております。その内訳を申し上げますと、東京管内では十局で、普通通常で三十四万八千、小包で八千二百七十、それから名古屋管内は三局で、普通通常で五万八千、小包で四百五十個、それから大阪管内では三局でございまして、普通通常で九万、小包で千三百十個、こういう状況でございます。
 それで、これらの遅配の原因でございますが、一つには、御承知のように、やはり三六無協定ということになりますというと、どうしても何と申しますか、士気がやはり弛緩をすると申しますか、あるいは仕事の能率が上がらない、このような現象が見えるわけでございまして、特に、個々に遅配を生じております局につきましては、ずっと以前から、この二年ぐらい前からこういう状態が絶えず続くというような、いわゆるあまりにもよくない局でございます。そこで、現在は三六協定が締結し得るという状況になっておりまして、全局の大体九四%というものが三六協定を結んでおります。ただ、先ほど申し上げましたこれらの遅配の局の中におきまして、東京では神田、大阪では城東、守口というところがいろいろな、なお原因がございまして、三六を結んでおらないという状況でございます。特に、東京管内におきましては、京橋が現在十五万通滞留を起こしているわけでございまして、これらの原因等につきましては、従来私どももいろいろ検討を加えているわけでございますが、どうしてもやはり平素、いわゆる平常の能率が上がらないということが一つの大きな原因でございます。また、最近は御承知のように、株式関係の郵便物がどかどか一ぺんにたくさん出てくるというような現象が、ちょうど五月とかあるいは十月、十一月の終わり、三月というような、決算期を控えておりますというと、どうしてもそういう物数が出てくる。こういう方面に対しましては、常時こういう、ときどきと申しますか、こぶになって出てくるような物をさばくような要員を配置しておくということは、やはり事業の経済上から見ましても不利でございますので、こういう場合におきましては、あるいは超勤をしましたり、あるいは非常勤をもってその補充をするということにいたしまして、物をさばいておりますけれども、やはりこういう時期には少し滞留しがちであるということはどうしても避けられない。と申しますのは、これらが速達になり、あるいは書留になって参りますというと、やはりこれには処理の能力というものの限界があるわけでございます。しかしながら、個々に滞留を起こしておりますような局につきましては、やはりそういう平常の能率が上がらないという原因が一つの大きな要素をなしているわけでございまして、私どもこの京橋につきましては、さっそくここに監視班をただいま派遣をいたす準備をいたしておりまして、早急にこれらの原因を確かめる、そうして遅配の解消に努めたい。それからまた、さきに大臣から御説明のございましたように、やはり五カ年計画をもちまして、先ほども申し上げましたように、一時に多数出る郵便物を能率よく処理するための局舎あるいは機械化の問題等につきましても、早急に手をつけまして、そして遅配の解消と申しますか、郵便物の正常の運行に努めたいというように考えております。
 そこで現在四十九万通滞留を起こしておるわけでございますが、この面につきましては、私どもも現在三六協定もほとんど結ばれておる状況でございまするし、また、これらの中には、滞留を起こしておりまする局には三局ばかり結んでおりませんけれども、これらも極力結びますように、いろいろ努力をいたし、かつ賃金要員等の手配もいたしまして、速急にこれを解消いたしますように、現在も努力をいたしておりまするし、また今後も最大の努力を傾けていきたいというふうに考えておる次第でございます。

発言情報

speech_id: 103814816X02419610512_004

発言者: 板野學

speaker_id: 7733

日付: 1961-05-12

院: 参議院

会議名: 逓信委員会