小金義照の発言 (逓信委員会)

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○政府委員(小金義照君) まことにこれはごもっともな御心配で、私ども実はそれを考えております。考えておりますが、それじゃあこの案で一体すぐ来年、また御来年上げなければもうならぬのかという点でございます。私は最小限三年ないし五年は安定しておるという、いろいろな方面から試算をして、見方をいたしまして、その間にもっと根本的ないろいろな、野上委員からも数回出ました点等について工夫をしていかなければならぬ。ただ漫然、赤字になりそうだから、あるいはなったから、何かの料金を上げていって、それでつじつまを合わせていけばいいんだというような考え方ではなく、もっと総合的といいますか、いろんな方面から工夫をこらしまして、それで基本的な、たとえば長期の建設物等については特別の考慮を加える必要があるとかないとか、それからまた今御指摘になりましたような経済の変化がどうなっていくか、物価はどう変わっていくか、ことに、ここで一番の問題は、機械を利用する場合において特殊な機械が多い。あとは運搬機械と思いますが、これらの値段がどうなるか。もう一つは、官公労の一体労働賃金がどういうふうになっていくかというふうな見通しをいろいろ立てなければならぬと思いますけれども、まあ一番大きなファクターは、やはり今御指摘になったように、人件費が七割ぐらいを占めておるといいますか、やはりこの労働賃金が一番大きなファクターだと思うので、これらの見通しが甘いのじゃないかという御意見もございますが、これはまあ過去大体七%ぐらいに上ってきておるそうでありますから、その程度のものならば、郵便物の利用の増加等によってまかなっていけるというふうに考えております。
 そこで、根本の問題としては、これは郵便事業の、野上さんも宿命だとおっしゃいましたが、機械化の余地が少ない、そうして郵便物がどんどんふえていく、これに対処してどういうことを考えていくか、生産性の向上によって吸収される部分が非常に少ないので、私はやはりある時期がくれば、郵便料金というものはこれは宿命的にやはり改定していっていいのじゃないか。それが一年置きとか三年目ごとじゃ困りますけれども、まずある期間——五年とか十年の一応の見定めをして、それは維持されていくような方向がいいのじゃないか。これで私の今考えておりますのは、大体五年ぐらいはこれで収支償う、その間にできるだけのいろいろな方策を考えて、逐次修正していくものにしていくというので、心配な点はないということは、私はここでははっきりは申しません。心配な点はございますが、しかしまた増収というような点、すなわち利用増というような点を考えて、そんなに私は無理な収支計算だとは今のところ思っておらないような状況であります。

発言情報

speech_id: 103814816X02419610512_015

発言者: 小金義照

speaker_id: 1628

日付: 1961-05-12

院: 参議院

会議名: 逓信委員会