山田節男の発言 (逓信委員会)

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○山田節男君 そこで、今回の料金の改定、合理化の問題について、若干の御質問を申し上げたいと思うのでありますが、昭和二十八年に公社発足早々立てられたこの第一次五カ年計画というのは、電話の急速なる増加、これは国会の要請もありまして、電話の個数をふやすということに対しての重点主義を持たれている、これは当然のことだと思うのです。第二次五カ年計画が三十三年度に組まれましたときに、本委員会において私が重ねて申し上げたことは、積滞数が非常に宿命的に多いのでありますから、まず今日の第一次五カ年計画ももちろんでありますが、第二次五カ年計画においても、積滞数をいかにしてなくするかということが、すなわち、電話がほしければいつでもつけられるという状態に持っていく、この目途を何年に置くか、第二次五カ年計画を立てましたときに、いわゆる第四次五カ年計画の終わる昭和四十七年度においては、電話がほしいといえばすぐさっと引けるという目途を一応定めておやりになっているわけですね。これを私どもは了承して、第二次五カ年計画というものを本委員会においても承認したわけです。しかるところ、ずっとこれは異常な経済成長率ということもございますけれども、今日依然として、むしろかさんでいるのは、いわゆる潜在と顕在も合わせますというと、少なくとも百万近い積滞数というものがコンスタントにあるわけです。その壁というものはどうしても破れないのですね。そこに私は、当時の郵政大臣、どなたでありましたか、植竹氏であったか、寺尾氏であったか、平井氏であったか、私よく記憶いたしませんが、少なくともこれは郵政大臣として、第二次五カ年計画以降におきましては、いわゆるこの積滞数をなくするということのためにも、一種の基本的計画といいますか、マスター・プランというものを持って、そして、ことに日本のような大都市におきましては、非常に都市がフラットに発達しますから、まず郊外地域に、どういうふうに電話を架設するのだということの、いわゆる開発を先にやるということをできる限りやらしていく。そうして、もちろん、家が建てば、すぐ計画的に電話の架設ができるというようにすべきじゃないか。それについては、必ずマスター・ブランを持て、そして十五年間のマスター・プランを持ちまして、そして五年間に修正してもいいし、第一次五カ年計画においても、年度年度において違いますから、初年度におきまして新しいファクターが現われた場合に、第二年度においては既定の計画を削るなりふやすなりしていいのですから、そういうようなかなり収縮性を持つマスター・プランを持つべきだと、それがためには、やはり郵政省としましても、財政投融資等もかなり寛大にこれに融通することによって、電電公社の今日までの悪循環を切るようにしなければならぬということを、私は当時の総裁、副総裁に申し上げて、郵政大臣もこのことに対する御約束があったわけです。
 ところが、こうして第二次五カ年計画を、三年度におきましてやはり拡大計画をやっておられますけれども、このプランを見ますと、一体悪循環がいつ切れるか、昭和四十七年度で切れ得るかどうかということを、これは私しろうとだけれども、非常に不安を持つような状況でありまして、今回のこういう料金の改定で近代化されるということは、これはまことにいいことでありまするけれども、これは過去のことを言うようでありますけれども、第二次の五カ年計画で、少なくとも自動即時化というものを五〇%達成すれば、料金の改定を合理的にやるということは、収入源からいたしましても当然のことなんです。そういうことで、今日では、非常に一つの目標としまして掲げるほんとうの基本となるべきものがなかったから、悪く申しますと、その場その場の必要といいますか、そういうものによって今日作られておる第二次あるいは来たるべき第三次五カ年計画におきましても、そういうものがそごを来たすのじゃないか。その根本になるべきものはやはり資金というもので、これは電電公社は今日異常な増収入を続けておりますけれども、それだけでは建設資金が足りない。そうすれば、政府がいわゆる財政投融資の形においてこれを助けることによって国民の要望にこたえ得ると、こう思うのですけれども、こういう点につきまして、これは私は過去のことをどうのこうの言うわけじゃございませんけれども、今後の昭和四十七年度を目途とする、第三次、第四次の計画におきまして、私は今日までの電電公社としてのほんとうの基本的な、かなり確率度を持つマスター・プランというものがないから、今日のそごを来たしているのではないか、これは郵政大臣としても責任があるのではないかと思っているのです。こういう点につきまして、これは今後第二次計画を、第四年、第五年以降におきまして、そういうものをお持ちになり、あるいはまた、持たせるような郵政当局のお考えがあるかどうか、これをまず承って、次の質問に入りたいと思います。

発言情報

speech_id: 103814816X03119610606_012

発言者: 山田節男

speaker_id: 17379

日付: 1961-06-06

院: 参議院

会議名: 逓信委員会