大泉周蔵の発言 (逓信委員会)
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○説明員(大泉周蔵君) ただいまのお説まことにごもっともでございまして、私たち料金の体系について検討を重ねることすでに四、五年にわたっておるのでございまして、その間、距離別時間差法が当初から理想的であるかどうかという点については、実はよくわからなかったのでありまして、御承知でもございましょうが、当初は大都市周辺の関係等も考えて、市内帯域制というものに取り組んでおったのでございますが、どう考えてみてもそれがうまくいかない。しかも最近、今から見ますと三年前でございますか、イギリスにおいてこの距離別時間差法という画期的な方法がとられたということから、むしろ方向はその方向ではないかということで、さらに検討を加えました結果、欧州方面に広く使われているこの方法が、将来の技術の動向、自動即時化の方向から考えて一番いい方法であるという結論にようやく達したのでございまして、この点アメリカあたりは全然違った方法で進んでおる。その間において、私たち方向を定めるのに非常に苦心した点でございます。確かに今になって考えますと、もっと当初からこのような方法をとるということが、距離別時間差法をとった方がよかったということは、確かに考えられるのでございますが、いかんせん、この点につきましては、私たち世界の動向を見定め、今後の日本の電話の発展にはどれが一番よいかということの研究等に非常に手間取ったわけでございます。この点まことに、いわばもう少し早ければもっとよかったという気はいたすのでございますが、しかしながら、この自動即時化というものは、通話数あるいは回線数等においては相当進んだように見えますが、しかし区間数においてはまだ非常に少ない際でございますので、今すぐに取りかかるならば、どうにか間に合うのではないか、この時期をおくらすと、どうにも間に合わなくなるのではないかという、いわばぎりぎりのところで間に合ったというような感じがいたす次第でございます。