東隆の発言 (農林水産委員会)
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○東隆君 私はこの機会に日ソ漁業交渉に関連をして、農林大臣にお聞きをいたしたいと思うわけであります。
日ソ漁業交渉は、まさに百日会談の相貌を呈しておるのであります。近日ピリオドを打つようにも聞いておるのでありますが、日本側はまさにネコがネズミをもてあそぶような、そういうような形でいじめつけられておるように私どもは見ざるを得ないのであります。そういうような状態のもとにおいて、非常に政府では苦労をされておるのではないかと思いますが、私は、本年は奇数年次に相当をいたしておりますし、従って豊漁の年に該当をしておる、こういうふうに聞いております。特別小委員会等におけるところの話し合い、そういうようなものも、ことしは豊漁の年に相当しておるのだからというわけで、決して昨年の数よりも総漁獲量において減るような、そういうようなことはない、こういうようなことが、前もってそういうようなことが報告をされておるにかかわらず、現在においては昨年度よりもかえって減るのではないか、こんなような風評さえも出ておる始末であります。私はこういうような点を考え、またソ連側においては、昨年度よりも一万トン増量をすると、こういうようなことも言われておる。そんなようなことを考えあわせてみますと、実にソ連側の言い分は、私はむちゃな言い分を通そうとしておるのではないかと思います。しかも、それに引っかけて、期日が非常におくれた関係から四十五度以南の方面のものが出漁いたしましたのを、非常にたてにとって、そして今回の交渉を非常に困難に陥れておる、こういうふうにも考えられます。そういうふうなことは、これは私は今までの本年まで続けた第六回までの会談において、私は日本のやり口において非常に下手なやり方をやっておる、こんなような点が見受けられてならぬのであります。たとえば、規制区域の問題にいたしましても、私は規制区域をふやすことと漁獲量を増加させる、こんなようなことを一時的にやっている。こんなような歴史を繰り返しておるように見えて、はなはだ残念に思っております。今回の交渉においても、また規制区域の拡大、こんなようなこともほぼ見えて、それとあわせて漁獲量の問題を妥結をさせようと、こんなふうにも見えておりますので、これははなはだ今後の漁業をやっていく方面においても、私は非常に大きな問題で、悔いを残すようなことになろう、こう考えますので、これらの点についても私は強力に主張して、そういうばかげた取引をするような形でもって妥結をしてはならぬ、こういうふうに考えておるのであります。私はさらに今までの交渉その他においては、私どものこの委員会においても秘密会合を開いて、懇談会の形でもって話をしてきた。こんなような形でもって北洋漁業に関する限りは、国民は完全につんぼさじきに乗せられたような点もあろうと思います。従って、私は今後もし問題においてはなはだしく不利な状態に進むような、そういう問題があるとするならば、私は断固としてこんなものは排撃すると同時に、今までのやり方を変えて非常に国民をバックにした形でもってこの交渉を進めていかなければならぬと、こんなようなことも考えるわけであります。そういうような点で、私は今回ピリオドを打とうとするその段階においては、私は主張すべきものを強力に主張していただいて、そうして悔いを残さないような形に進めていただきたい、こういうことを希望いたしますので、この段階において農林大臣のお考え、その他をこの際明らかにしていただきたい、こういうふうに考えるわけであります。