北村暢の発言 (農林水産委員会)

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○北村暢君 そうしますと、当初の畑地灌漑という考え方のものが約二千町歩水田になったというこういうことのようですが、これは農民の希望ということのようですが、これは聞くところによるというと、当初の計画ではこの畑地灌漑によって果樹地帯を作るとかいうような計画もあるということを聞いておったのですが、この農民の希望ということで開田を多くしたということは、この愛知用水の当初の目的というもの、これと非常に変わっているのじゃないか、要するに愛知用水が当初始まったときにはやはり食糧増産政策であったから、どちらかといえば水田開田するというのが農民の希望であったんじゃないかと思うのです。従って、まあ完成間際になって参りますというと、いわゆる農政の曲がりかどということで開田ということはかえって好ましくない。畑地灌漑ということの方がやはり力を入れていくべきでないか、こういうふうな考え方が出てきておったはずです。それにもかかわらず水田を予定よりも増加しなければならない、こういうことはちょっと理解できないのでありますが、これが今後のこの種の公団の農地開発というものとも関連して、大へんこれは重要な問題じゃないかと思うのです。それに対して、単に農民の希望によって計画が変更されたということではちょっと理解できないようなんですが、やはり農民は畑地灌漑というよりも水田というものをやはり魅力といいますか、そういうものを持っているということを表現しているんじゃないかと思う。そういう点からいって、これはどういうふうにお感じになっているか、その点一つお伺いしておきたいと思います。

発言情報

speech_id: 103815007X05019610529_018

発言者: 北村暢

speaker_id: 20666

日付: 1961-05-29

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会