山田節男の発言 (予算委員会)
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○山田節男君 今の総理のお言葉によれば、国連の機能が、その目的とすることに十分に効果を発揮してないということについては、私は同じ意見を持たれたことと理解いたします。そこで、私どもの解するところによりますると、なぜ国連が本旨とする機能を失うかというその原因を考えてみますると、御承知のように、国連憲章はドイツが無条件降伏いたしました直後、すなわち一九四五年の六月二十六日に、サンフランシスコでこれは署名されたのであります。それから約二カ月いたしまして、日本が無条件降伏いたした。この国連憲章が成立しましたのは、いわゆるこの広島、長崎に原子爆弾が投下されました二カ月前にこれができた。すなわち、この国連憲章の前文にありまするように、一生において二度も悲惨な大戦争を味わったと、こういうことを再び繰り返してはならないという、非常に強い平和への意欲をもって作られたのでございまするけれども、この原子力時代に入りまして、すなわち国連憲章が作られた後のいわゆるこの原子力——原子爆弾あるいはその後のICBM、そういうようなものの時代と、ちょうど境目にあったのであります。私は今後の国連が、原子力の時代、すなわち核兵器の時代、すなわち今日は、こういう核兵器を所有する国、これが含まれるところの全面的戦争になった場合は、たとえばよしんば、これが局地戦争であっても、その交戦国間だけのこれは勝敗ではなくいたしまして、全人類の破滅になるというふうな時代なんです。そういう今日と、それ以前のときの国際情勢からいたしまして、また国際連盟の過去の失敗に省みまして、国際連合というものを作ったのであります。そこに私は、今日のこの国際連合の機能というものが、現在の国際情勢にミートしないという、この根本的な国連の欠陥と申しますか、弱点があるのじゃないかと私は思うのですが、この点についての総理並びに外務大臣の御所見を伺いたいと思うのであります。