小坂善太郎の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(小坂善太郎君) 私は国連というものを話し合いの場にするということを強調いたしておるのであります。とかく新しい国が多く入って参りまして、そしていまだ議事にもいろいろ習熟しない点もございまするので、何か国連が一つの宣伝の気球を上げたり、あるいはそこで決議案を出すというようなことだけが国連であるというように持っていかれがちでございますから、決議案を出すことも必要でございまするけれども、そうしたことよりも、いかにしてお互いに平和の問題を話し合うということにする場にするかという雰囲気を持つことこそ大事であるということを強調したつもりでございます。
 しかしながら、その具体的な方法におきましては、現在の国連のあり方というものは、かつての参加国が非常に少ない時代に作られたものでございまするから、たとえば安保理事会あるいは社会経済理事会といったようなものの構成が非常に片寄っており、とかく、ともすれば大国中心主義になり、あるいは新たに加盟したところのアジア・アフリカの諸国の利益あるいはその繁栄をもたらす声が十分に反映しないような傾向になりがちな構成になっておるという点を改めてもらいたいということが一つでございます。
 それからもう一つは、国連の憲章自身について、これをやはり変えていく。その中には、御承知のように山田さんもかねてから御主張になっておられますように、旧敵国に対する条章というものがあるわけでございます。これは一九四五年にできた当時の国連憲章としては必要であったと思いまするけれども、今日においてはこの条章は必ずしも適切ではない面もあるわけでございます。そこでこの条章改正に対するところの委員会というものを作ったらどうかというふうにも思うのでございます。そしてそういう条章を改正することを中心とした論議の中から、今後の国連はいかにあるべきかということを各国が寄って話し合うということが意義があろうかと思うのであります。しかし御承知のようにこの条章改正については、ソ連が強い反対を示しております。私は現在のいき方としては、条章改正の研究のための委員会を設けるという行き方あたりから始めたら言うかというような提案をいたしておるような次第であることは、すでに山田さんも御承知いただいておると思います。

発言情報

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発言者: 小坂善太郎

speaker_id: 32950

日付: 1961-03-07

院: 参議院

会議名: 予算委員会