小坂善太郎の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(小坂善太郎君) 世界の恒久平和と人類の福祉を目ざして、各国が主権を放棄して一つの世界連邦的な機構のもとに入るべきであるという非常に高い理想を掲げて運動を続けておられる各位に対しまして、私は常々深く敬意を表しておるのでございますが、現実は、しかしながら御承知の通りでございます。国連のハマーショルド事務総長が言っておりまするように、人間は立って歩くことを覚える前に、まず、はうことを覚えねばならぬということを言っておるのは、非常に私は明言だと存じますが、現在の国連を通じて、まず世界各国に世界連帯の意識を生ぜしめていく。その世界連帯の意識を高めつつ、漸次世界国家的な方向に持っていくということを考えるしかないと思うのでございます。国連憲章の改正につきましては、国連局を中心といたしまして、いろいろ研究をいたしておりまするが、まだその具体的にどうという段階までは達しておりません。さしあたり旧敵国条項の改正というようなことが一番主体になるべきだと思いますが、これもまた非常にデッド・ロックがあることは山田さんも御承知の通りの事情があるわけでございまして、なかなかこの道は遠いのでございます。しかし道は遠く険しくとも、われわれはその理想に向かってできるだけの努力を進めていきたい、かように考えております。

発言情報

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発言者: 小坂善太郎

speaker_id: 32950

日付: 1961-03-07

院: 参議院

会議名: 予算委員会