山田節男の発言 (予算委員会)

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○山田節男君 時間の関係上、もう一点ございますが、これを打ち切りまして、次には、御承知のように、為替自由化の趨勢は、日本といえどもこれを払いのけることはできない。ことに原綿、原毛等が四月からこれが自由化しますというと、日本の貿易もほとんど六〇%近くは自由化するということになってくるのであります。通貨の交換性回復とこの為替自由化の拡大ということは、これは日本の貿易振興ということにつきましても、これはもとより重大な問題であり、政府もこれについてはいろいろ対策を講じられておることと私は思うのでありますが、特に従来ガットの委員会におきましてしばしば問題になっておる、日本の代表も答弁に苦しむような問題でございますが、例の日本の農産物の問題であります。農産物を自由化する——特に米、麦、大豆、この自由化というものは、これは私は将来、農業の保護の見地からいたしますならば、実施は、これは日本におけるそういう方面の態勢が準備できるまでは、これは私は実施すべきではないと思います。しかし、おそかれ早かれ、これが二、三年後であるか、あるいは五年先であるか、これはわかりませんけれども、とにかくこれは、農産物の自由化というものは、当然私どもは覚悟しなければならぬ。過日、政府から農業基本法も提案されました。これもやはり一方から考えますならば、農業の体質改善、農業経営の合理化、生産性の向上あるいは農産物のコストを引き下げるということに主たる目的があると私は思うのであります。この点は、農産物の自由化という問題につきましては、政府としてただいま具体的には申されないと思いますけれども、昨今続いてくる外国からの貿易使節団等を見ましても、個人的に会いましても、こういうことは常に話題になる。この点に対しまして一体政府、これは農林大臣、通産大臣、むしろ農林大臣の御所管と思いますが、農産物の貿易自由化というものに対して一体どういう御準備をなさっておるか。また、はっきりは申されないでしょうけれども、少なくとも五年以内、あるいは三年以内、こういうようなことをもしお示し願えますれば御答弁願いたい。

発言情報

speech_id: 103815261X00919610307_025

発言者: 山田節男

speaker_id: 17379

日付: 1961-03-07

院: 参議院

会議名: 予算委員会