山田節男の発言 (予算委員会)
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○山田節男君 これは質問でございませんが、要するに、日本の貿易を振興するとなれば、もとより輸出を増大しなければなりませんけれども、輸出を増大するためには、やはり外国から買わなければたらない。たとえば麦の問題にいたしましても、大豆の問題にいたしましても、米の問題にいたしましても、やはり外国から——こっちから買ってもらうためには、この農産物を買わなければならない。そういう今日の貿易の実情から申しまして、貿易振興ということになれば、やはりカナダの木材であるとか、豪州の酪農、バター、チーズ、こういうものもやはり買わなければならない。でありますから、こういうものをいつまでも自由化しないということになると、私は貿易振興上から言いまして、一つの隘路と申しますか、ハンディキャップになる、かように考えますので、もとより農業保護の立場を捨てるわけではありませんけれども、農業基本法もできることでありますから、特に意を用いていただきたいということを申し上げまして、この点に関する質問を終わりたいと思います。
それからドル防衛の問題でございますが、これまた衆議院におきましてかなり詳しく論議されておりますので、私は深くは入りません。ただ昨今新聞に報ぜられますところによりますと、ドイツのドル防衛に対する協力はかなり具体的なものが、しかも多くなった、新聞を見ますと、マルクを切り上げて、そうしてこのドル防衛の協力まですることを決定した。金利も下げた。そうしてこのレートの引き上げということは、やはりレート引き上げは、ドイツのアメリカからの輸入もふえるのだということで、かなり積極的にやっておるわけです。このドイツが初めはしぶっていたドル防衛の協力ということが後進地域の経済援助であるとか、あるいはガリオア、エロアの資金の返済であるとか、こういうようなかなり積極的態度をとっておる。これは必ず日本に対しましても、ことに池田内閣のもとにおける日米安保条約の基本に立つ、むしろ向米一辺倒と申していいくらい仲のいい国であります。アメリカからドル防衛に対しての内輪話ぐらいあったろうと私は思うのであります。ドル防衛について、日本政府に対しまして正式に、あるいは内々何かの申し出があったかどうか、この点をまずお伺い申し上げます。