山田節男の発言 (予算委員会)
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○山田節男君 時間がございませんから、非常に端折って、しり切れトンボの質問になりますが、せっかく科学技術庁長官もわざわざお越し願っていることでありますから、科学技術の問題でありますが、これは私は、何と申しましても、日本は、戦争中、戦後、科学技術に対します非常な空白時代が長うございまして、今日の欧米諸国に比べれば、幾多の面においてまだおくれておると思うのであります。しかも、今日の科学技術というものは、産業あるいはことに生産性向上、あるいは国民生活全般から申しまして、この科学技術というものは非常な重要なものである。ことに日本の経済成長を健全に、国際競争に耐えるものにしようというには、どうしてもこの科学技術に対する根本的な私は国策が必要だと思います。今年度におきまして、かなり予算がふやされましたけれども、私の見るところでは、まだまだ足りないのであります。科学技術庁の科学技術振興費を大体私拾ってみますと、約四百二十億円、これは、イギリスにおきましては、技術の訓練のために、日本の金にいたしまして約千二百億円、それに調査研究のための補助金というものが、これまた千三百億円というぐらいに出しておるのであります。こういう点から見まして、どうも日本の政府が従来科学技術に対する認識が非常に足りないのじゃないか。今年度は、昨年度に比べればかなりふえておりまするけれども、しかし、ドイツ、アメリカあるいはイギリス等に比べれば、まだまだこれは低いのであります。ソ連と比較いたしますと、全く問題にならぬような状態でありますが、これに対しまして、これは総理なりあるいは科学技術庁、文部省等のこの科学技術というものの教育振興あるいは科学技術の振興ということについて、もう少し本気に、しかも予算的に申しましても、私はもっと金を使ってやるべきだと思うのでありますが、こういう基本的態度についての総理大臣、文部大臣あるいは科学技術庁長官の心がまえを一つ伺っておきたいと思います。