高田なほ子の発言 (予算委員会第一分科会)
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○高田なほ子君 大体わかりました。次にお伺いすることの前に、今度こちらから一つ注文をしたいことですが、最近どうも、私どもは、皇室というのは特定な存在であるというふうな、神がかり的な存在であるという考え方を私ども持っておりません。しかし、皇室に対する国民としての儀礼というものは、これはだれでも心得ておりますけれども、最近どうもその儀礼が少し上回り過ぎ、意識過剰でしょうか、オーバーな点がしばしば見受けられることは非常に残念であります。できれば意識過剰にならないように、側近の方々が格段の注意をされる必要がある傾向がこのごろ出てきているような気がいたします。それはほかでもありませんが、これはもうしばしば問題になり、新聞でも問題になったことですが、一体、皇太子御夫妻が御旅行になるというような場合に、特別列車を特に編成をして、そのために八十本の国鉄の汽車のダイヤを変更させる、こういうようなことは、ざっくばらんにいえば、ちょっと非常識だ、こういうそしりは国民の各層からあがっております。私もこれはもっともだと思いますが、この特別列車というのは、どういうときに運行されるものなのか。常識的に考えてみると、どうも皇太子御夫妻がホルスタインの牛の展覧会か何かにいらっしゃるというのですから、これは何も国事でも何でもない、軽い視察の御旅行であるというふうに私ども考えておりますが、それなのに五両も大きな汽車を連ねて、そんな特別列車というものがそんな御旅行に一体必要なのかという疑問が大へん起こるわけなんです。そういう大げさなことをやってくると、今度は内廷費というものにもだんだんと影響があるので、これは必要な経費は、民間だって皇室だって必要なものは十分に取らなければなりませんが、それ以上のやり方を回りの者がさせているという傾向に対して、これははなはだ私は遺憾なことだと思います。しかし、まあ瓜生次長さんは、いろいろ新聞や何かであなたのおっしゃることを見聞きいたしますと、きわめて民主的な明るい雰囲気を持っていらっしゃるんですが、どうもだれかがわざわざそういうことをして、国民と皇室の間の感情をぐうっと離らかすようなことをやる者がおるようです。そういう者は何者であるか、ここで究明する段階でもございませんが、一体その特別列車というものは、そう視察とか御見学とかいうようなときにお使いになる筋合いのものであるかどうか、その点が大へん疑問に思われますから、これを一つお伺いいたします。