滝井義高の発言 (社会労働委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○滝井委員 昨年十一月の十六日に、法律第二百二十七号をもって社会保険審議会及び社会保険医療協議会法の一部を改正する法律が告示をされましたこの社会保険審議会及び社会保険医療協議会法が国会で審議をされるにあたりまして、与党の八田委員からこういう質問がされております。「それからもう一つ、今度の改正法案について支払い側からだいぶ不満がある、また、社会保障制度審議会から意見書が出されたということを聞いておるのですが、この点に関して、この改正案が国会で成立して、こういった支払い側の反対とかあるいは社会保障制度審議会の意見書に見られるように、うまく人選なんかやっていけるというふうな御自信がございますか。」すなわち、中央社会保険医療協議会なり地方の社会保険医療協議会というものが、うまく発足できるかという質問でございます。これに対して灘尾厚生大臣は、「ただ私は、医療協議会が現在のままの状態でこれからまた半年も一年も続いていく、厚生省は医療協議会も満足に開くことができないということは、実は医療保障に関する行政の前進をはかっていく上から申しますと、耐えがたいことであります。なるべく早く正常な状態に持って参りたいというのが私の衷心からの念願であります。」これは去年の十一月ですよ。途中は抜かしますが、さらに語を継いで、「御賛成のもとにこの法案が成立すれば、各方面の方々の御参加に対しまして、全力を上げて誠意を尽くしてお話申し上げまして、ぜひ参加していただきたい。あちらが入ればこちらが入れらないというようなことでは、これは医療協の体をなさないということになって参りますから、私は責任を持ってこの点については努力し、説得をし、御協力をいただきたいと考えておる次第でございます。こういうことになっております。まさかこれはお忘れになっていないと思う。
さらに、今度は私の質問に対して、「もし今回の医療協議会の改正案が国会を通過するならば、今後の医療協議会の運営は政治的責任を持って必ず順当にやり得るという確信を持ておるという答弁が私はほしいわけです。そういう確信がおありになるかどうか。」これがわれわれがこの法案を通すときの大前提だった、いわば決定的な条件だった。それに対してあなたはどう言ったかというと、「私は、いろいろ問題の多いさなかにこの法案の御審議を願っておるわけであります。従いまして、せっかく皆さんの御賛成を得てこの法案が成立いたしました場合に、私の庶幾しておりますことが実現できないということになれば、重大な政治責任を実は感じておるわけであります。」こういうことになっております。「全力をあげて目的の達成に努力するつもりでおります。一体、この政治責任というものをどうするつもりなのかということです。私は昨年十一月にこういう御質問を申し上げて、そして中央医療協改正の法律案を通したのです。そして今度の国会の冒頭においても、少なくとも予算が衆議院を通過するまでには中央社会保険医療協議会の発足をしてもらいたい、こういう要請をいたしました。あなたは努力するとおっしゃいました。しかし、今なお海のものとも山のものとわかりません。当時私は、政府は、自己に都合のいい憲法調査会というようなものは、社会党が入らなくともさっさとやっておいでになる、ところが、今度自分が都合の悪いことになると、医療協議会というようなものは委員も任命せずに、そのまま放置しておる、一体この政治責任はどうしますかということをお尋ねしたわけです。あなたは努力をするとおっしゃったわけだが、もうちょっと待ってくれ、もうちょっと待ってくれというと国会は終わってしまう。御案内の通り、中央社会保険医療協議会の四名の公益委員というものは、国会の同意を必要とする。もう国会は、余すところ二十日前後しかない。予算が衆議院を通過するまでにというのに、予算はもう参議院を通過してしまった。国会は今大みそかです。大みそかの段階になってなおこの国会を通った法案が動かないということは、法治国家としては、政府が国会の権威を踏みにじったことになる。だから私は、あなたの政治責任というものをはっきりさせてもらわなければならぬと思う。一体あなたは、どういう政治責任を国会に対しておとりになるおつもりですか。