河野正の発言 (社会労働委員会)
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○河野(正)委員 この医療費の問題は、今日まで長い間の懸案事項でございますので、こういう問題をうまく円満に解決していくためには、私はやはり話し合いと申しますか、民主的な方法によって解決していくということがきわめて望ましいというふうに考えます。にもかかわりませず、今私が指摘申し上げましたように、官僚統制的な色彩が非常に濃厚になっていくということは、少なくとも私どもの願いに逆行する点でございますので、こういう点に対しまして、私どもは十二分に関心を持っていかなければならぬのではなかろうかというふうに考えます。これは問題の基本でございますので、今後の医療の進んでいく方向についても若干検討を加えておく必要があろうと考えます。そこで一、二御所見を御開陳願いたいと思いますが、先ほどちょっと会長がお触れになりましたけれども、社会保障制度審議会が、過去三カ年間、社会保障の総合調整という問題について検討を進めて参った経緯がございます。そして七月の答申を前に、そのたたき台ともいうべき方向を一応取りまとめたようであります。しかもその中に、冒頭に、国民のすべてに対して公平に医療を保障するには、医療の国家管理を行なわなければその目的を十分達成することができない、こういう大きな前提を打ち出しております。さればといって、今後十年間に、医業の自由開業制度を大幅に改めることはきわめてむずかしい問題である。そこで考えられるのは、医療保険を中心として医療保障を行なうことである。ここで非常に重要な点は、将来の医療保障の中心というものは医療保険だ、こういう指摘の仕方を行なっておるわけです。私は、こういう基本問題というものは、医療費を検討する場合にはきわめて重要な要素を持ってくると思いますので、これは社会保障制度の総まとめでございませんけれども、一応の取りまとめでございますけれども、そういう方向を示しつつあるという現況、こういう現況の中でわれわれは医療費問題というものを考えていかなければならぬわけでございますから、そういう現況に対して、武見会長はどういうふうにお考えになっておりますのか、一つこの際御所見を承っておきたいと思います。