河野正の発言 (社会労働委員会)

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○河野(正)委員 今日は政党政治でございますから、今大臣がおっしゃいましたように、あとは国会の意思にまかすということでございますけれども、しかし与党と政府との関係は、そういうことでは私は納得できぬと思います。やはり政党政治である以上は、当然一体とならなければならぬ。ところがその間に食い違いがあるということは、一そう私は調査会法の提案について疑惑を招く原因になっていると思うのです。どうも取引をやるのでないか、そういうことでありますと、せっかく大臣は非常に崇高な使命を持って調査会を設立さしたいということでございますけれども、客観的にはそうとれないわけです。このことは、将来もし調査会が設置されたにしても、問題はそれでも残ってくると思うのです。抜本的な解決にならぬと、残念でございますけれども、指摘せざるを得ないと思います。
 そこで私が考えますことは、むしろ私は、昨年中央医療協議会の改組ができて、これならいけるという判断に立って実は国会でも修正をいたしたわけですが、これは今まで滝井委員からも指摘されましたように、日本は今日法治国でございます。ところがそういう法律の実施ができぬ。これは土俵に上がっていく方にも問題がございましょう。ところが、土俵に上げ得ない行政力にも私は問題があると思う。そういうふうな行政上の指導力、それは一方におきましては、きのうの参考人の意見にもございましたように、医師会、歯科医師会、薬剤師会等が自民党三役と約束をした。ところがその約束がじゅうりんされたというような問題もございましたが、そういうような政党に対しまする不信感、あるいは今度の医療法の自民党の議員提出も、私はその間の事情をよく物語っておると思いますけれども、そういうような政党に対しまする不信感、あるいはまた行政上の指導力、こういう点が、今日、大臣の前で失礼でございますけれども、残念ながら欠けておる。私は今月のような医療費問題の紛糾の原因の大部分は、その辺にありはせぬかと思う。そういう問題を解決せぬで、何ぼ調査会法を通してみたって、この調査会をめぐっての紛争は残っていく。そこで私は、法律を通したならばその法律という軌道に乗せていく、そういう行政指導力、あるいは政党が軽々にできぬことまで公約をして、民間団体から不信を買う、そういうことをこの際はっきり解消するために努力をしていくことが先決でなかろうか。
  〔柳谷委員長代理退席、委員長着席〕
これは私は建設的に申し上げておるつもりですが、そういう感じを強く持ちます。それを解決せずに、何ぼ法律をいじっても、私は根本的な解決にならぬのじゃなかろうかと思いますが、そういう点に対して大臣いかがお考えでありまするか、お聞かせいただきたい。

発言情報

speech_id: 104004410X03419620426_015

発言者: 河野正

speaker_id: 33141

日付: 1962-04-26

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会