大森創造の発言 (決算委員会)

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○大森創造君 きょうは決算委員会の総括質問の第一日でございますが、委員長初め、政府側を代表して大平官房長官、その他、小栃委員などの問答で明らかなように、決算委員会のあり方が近日中にすっきりいたしますから、これはいやおうなしに、こちらが催促するとしないにかかわらず、総理大臣以下がずらっと顔をそろえるということになるだろうと思います。私も、きょうの質問の最後に、決算審査のあり方について小委員会の進んでいる方向、しかも数日中に結論が出ます内容を御披露申し上げて、委員長や関係の方々の御答弁を得たいと思っております。
 今までの問答によってそのことは了承いたしまして、今から総括質問に入りますが、まず最初に、調達庁の関係と、それから会計検査院の関係、それから防衛庁の関係、大蔵大臣が中に入ってていただきます。その次に郵政大臣に郵政省関係、総理大臣と、こういうことになっているのでありますが、総理のほうはあした実は二時間ばかり御質問申し上げようと思ったのでありますが、四月のころというので、これは留保いたします。ですから、ひとつそういう順序で進みますが、第一日でございまするし、それから同僚の委員の方々も、今まで大臣の出席がないために日程がおくれております関係上、ひとつ早めて質問をしたいという御要望もございますので、その関係の同僚の委員の方と委員長のお話し合いで、私の質問の途中で、議事進行について、私は次第によってはストップをいたしますから、そういうことを御了承の上、ひとつ質問に入りたいと思います。
 まず第一点は、山梨県の米軍の北富士演習場にからむ「特別損失防止対策工事補助金の交付にあたり処置当を得ないもの」として会計検査院から調達庁の所管事項が批難をされた事項についてお尋ねをしたいと思います。
 本件は、米軍の北富士演習場の荒廃によって、山梨県富士吉田市内の福地用水に土砂が流入することを防止するために、調達庁が山梨県に委託して行なわせた防災工事に対し補助金一千三百四十一万何がしかの金額を交付したものでございます。そこで、この問題について、調達庁のほうは、その仕事を地元の要望に応じて施行した。ために、富士吉田市当局並びに山梨県当局、それから関係農民が非常に喜んでおりました、事業効果が上がっていると。調達庁の調達庁たるゆえんのものは、こういう仕事をやって国民に喜ばれること。調達庁というのは、米軍やそれにからむところのいろいろな問題について、迷惑をかけられたとか、そういう被害について、日本国家として補償する、救済をするということでございますので、そういった似たような仕事が相当多いのでございます。しかるにもかかわらず、会計検査院から、半を得ないものであるから、一千三百四十一万何がしかの補助金は交付する要がなかったものであるというふうに批難されております。まあ会計検査院の検査報告が各省庁に対してどの程度の影響を及ぼすものか私はわかりませんが、国会に掲出された検査報告の中に、明らかにこれは不当な支出である、こういう補助金をやる必要がなかったというふうにはっきりきめつけられたにおいては、調達庁としても一言なかるべからずと私は思っている。こういうケースが、ずいぶん各省庁にわたる問題がございます。会計検査院のあり方については、せっかく御努力中でございますが、私は後段ひとつ申し上げようと思うのでございまするが、参議院の本決算委員会のあり力とも関連して、この際は、検査報告について、従来の惰性、マンネリズムを一擲して、新しい方向に向かう、そういう必要があると私は考えている。
 そこで会計検査院長にお伺いしますが、この問題について、いかなる立場で検査され、そしてどういうことなのか、これをひとつお伺いしたいと思います。

発言情報

speech_id: 104014103X00419620316_019

発言者: 大森創造

speaker_id: 512

日付: 1962-03-16

院: 参議院

会議名: 決算委員会