1962-03-13
参議院
大森創造
決算委員会決算の提出手続及び審査方針に関する小委員会
大森創造の発言 (決算委員会決算の提出手続及び審査方針に関する小委員会)
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○大森創造君 私の印刷物はごく簡単にしたのですけれども、決算審査にあたっては、検査報告中心主義を改め、政府の財政政策の批判を主たる目標として、国会が議決した予算の執行及びその決算を審査する、こういうことであります。これは、従来の参議院決算委員会のあり方が、会計検査院の検査報告というものをテキストとして、それを中心として議論を展開したようでございますが、国会の決算委員会のあり方としては、それはあまりに局部的になりはしないか。もちろん、会計検査院の検査報告というものも参考にはいたしますが、これは会計法に基づくところの現金の支出、そういう不当な支出や会計上の問題について単に批難し、それから批難事項を上せるということでございますから、それを中心とした審査方法ではいけない。すでに衆議院のほうでも一歩前進した形をとっておりますので、従来の参議院決算委員会が、小委員会を元委員長の佐藤さんを中心として昨年発足して、その今までの経過を見てみまするというと、どなたの意見も、今までの決算委員会ではいけない——その内容としては、今申し上げましたように、会計検査院の報告中心主義を改めようということでございます。ここに力点を置きました。この今の国家財政の機能というものが、昔と違って、昔はいわゆる節約主義でございましたけれども、今はそうではなくて、その機能が、国民経済には非常に積極主義に変わっておりますから、私のほうで出しましたのは、各項目については、おそらく佐藤さんの案と大同小異だと思います。それから、調査室のほうでも用意されたようでございますが、一、二の項目については、それほど変わったところはないであろうと思います。問題は、今申しましたように、検査報告中心主義というものを改めていこう、これは一部にすぎないから、各省庁の提出する報告事項でも、その他多岐にわたる国政全般についての予算に対する決算審査のあり方というものにいたしたいということが私の眼目でございまして、その大綱を示せば、次の諸項目である。
一、予算と対比しての審査——国会が議決した予算全般との対比において審査する。こういうことから、現在予算委員会というものが重点的に取り上げられておりますが、今度は、その議決した予算がいかに執行されたか、それを審査する。したがって、一年間執行した予算の内容が政策的に見て是であったか非であったかという論議まで出て参ります。
それから二として、政府の責任追及——責任の追及は厳正を期するが、決算提出手続の改革と関連するので、その実現を促進する。
それから三として、財政の批判——1、財政政策の実績批判。2、予算執行状況の審査。3、合理的な財政制度の検討。こういうふうにいたしましたけれども、内容については、先ほど申し上げましたとおり、大同小異であろうと思います。問題は、今までせっかく小委員会を設けられて今日に及んでおるのでありますから、衆議院でしかもきめ、衆議院と参議院とはそれぞれ独自性があるという見解はわかりますけれども、衆議院のいいところは参議院が、参議院のいいところは衆議院にもまねしてもらう。今までの各委員の意見としては、従来の参議院の決算委員会のあり方というものはこれではいけない。どうして低調なのか。その低調の所在はどこにあるかということをきわめてみますと、前段私が申し上げたところにあるのでありますから、佐藤試案にしても、調査室案にしても、私の案にしても、検査報告中心主義ではなくて、衆議院よりもさらに前進した方法に改めたいと思いますが、一部の事項については、本委員会において、それぞれ意見を出して、適当な条項をきめていきたいと思います。