1962-03-27
参議院
大森創造
決算委員会決算の提出手続及び審査方針に関する小委員会
大森創造の発言 (決算委員会決算の提出手続及び審査方針に関する小委員会)
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○大森創造君 私は、決算審査の方針というものをとにかく本委員会として確定したならば、それにのっとってフルに動き出す——今までの決算委員会のあり方でなくして、これによってフルに動いてくる、機能的に活発に動き出す、それが国会の決算委員会のあり方だろうと思いますが、そういう審査方針を固めて、そうしてその審査方針を固めたものの上に立って現実にそういう活動がなされるかどうかという点を、やはりこの際考えなければいかぬと思います。その場合、第一の問題は議員の活動だと思います。これが基本になると思いますが、従来だって、われわれが大いに勉強して、これでやっていけないということはないと思います、実際は。だけれども、林さんの説明にあったように、大蔵大臣の説明の仕方とか、あるいは各省庁の従来の決算審査のあり方では、この程度でいいだろうといって、予算書の提出の仕方でも、説明の仕方でも、当然われわれは、国政全般について、予算に対する決算という立場から、大所高所から議論をするような材料を政府側で拠出しないという欠点はあるだろうと思います。そこで、審査方針を実行するにあたって大事なことは、調査室のあり方です。調査室というのは、議員が審査方針にのっとってフルに活動する、それを助けるのが調査室のあり方ですから、調査室のあり方は従来どおりではいけないと思います。議員が主体的に動いていくことが大事だと思います。主体的に動けば、今までの審査方針——確立しなかった、そういう審査方針のもとでも、活発に国風の期待に沿い得るような、そういう機能はある程度発揮し得た。しかし、今度審査方針が確定しますと、それに裏打ちされた権威のある動きができると思います。その場合に一番大事なのは、われわれ自身だと思います。一番最大限に動かなければならぬ議員を補佐するためにあるのが調査室であると思います。この間委員長懇談会なるものに、私委員長にかわって出たのですが、そうするというと、こういう意見が飛び出した。調査室というのは一体何をやっているのか——自民党のある委員の方が言われたことです。委員部のほうは、大臣の出席を何したりして、ずいぶん忙しそうです、調査室はただ何もしない、議員が何か言うと、ひやかして笑ったりなどしている、それで、もう少し人を削減したらどうかということを、委員長懇談会でそういう意見が飛び出した。われわれは、それに対して、そうじゃない、決算委員会というのは、佐藤さんを中心にして、近日中に一つの成案ができることになる。議員の活動が大事だ。そういう議員の活動を活発ならしめるために、そのアシスタント的な意味で調査室があるのだから、議員が動きやすいように、それに付随して調査室が動くということになれば、決して調査室の人間は多過ぎやしない。これがフルに動かないところに、私はむしろ欠点があるのじゃないか。今度の国会でも、秘書二人を三人にするという意見があったけれども、私は議員会館なんかもっと広くして、議員のアシスタント的であるべき国会図書館だとか調査室というものは拡充強化の方向に向けなければいけない。これが本来の議員のあり方なんです。今までのところを見ても、調査室自体が悪いというのじゃなくして、それをプッシュする議員の態度が必要じゃないかと思う。調査室をフルに動かすと同時に、今までの隋性に調査室がなれてはいけない。——こういう一つのものが、佐藤さんの案、それから私の案、それから室の案、林さんの案、衆議院の案と並べられましたけれども、これで一番いいものを——まとめて、近日中に固めたいと思う。これが動くためには、私は、調査室のあり方というものは、従来の惰性になれてはいけないと思う。委員長懇談会で言われたように、委員部が非常に忙しくて、調査室がそうでないから、今度人事異動をしたらどうだという原則論には反対です。調査室というものをもう少しフルに動かすように、これの主体はどこまでも委員会自体ですが、しかしこれには、調査室についても相当な自覚と反省が私はなされなければならぬと思う。そうでないと、一片の作文ですよ。何かいい文章を作ればいいのだから。これは、そういうものを動かすためには、繰り返しますが、議員自体の活動が必要であるけれども、日本の国会制度においては、調査室というものが付随しておるのですから、設けられておるのですから、これは従来のあり方を大いに反省して、もっと議員の活動を促進させるようなあり方を検討しなければいけないと思う。そういう立場から、調査室のあり方というものについて、反省と同時に、今後の活動についてどういう覚悟でおられるか伺いたいことが一つ。
それからもう一つ。林さんの説明によると、審査方針のでき上がったものがいずれ近日中にきまると思いますが、一つの発展的な方向として、衆議院の一歩前進した形できまるだろうと思う。しかし、その場合に問題になるのは、そういう一つの作文を一体委員会自体としてきめるだけでよろしいか。これは、各省庁なり、大蔵省なり、そういうところにまたがることが、今の説明によると、若干あろうと思います。こういうことを、本委員会として、こういうやり方にしたらどうか、お前さんの態度はちょっと違う、こういう現状はやめてくれということが、法制の改革の以前にあるのじゃないか。そういう点をはっきりさせることが一つだろうと思う。その点については、林さんのほうからひとつお考えを述べていただきたい。
以上二つ、室長と林さんに。