松野清秀の発言 (農林水産委員会)

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○説明員(松野清秀君) 海上保安庁におきましては、事件が発生いたしましてから、直ちに取り調べ調査をいたして参ってきたのでございますが、本件に関しましては、油が出ましたのは、故意でないことがはっきりいたしましたので、港則法違反あるいは水産資源保護法違反としては取り上げることができませんでしたが、海難事故そのものにつきましては、業務上過失船舶破壊罪の容疑が濃厚になりましたので、去る十九日にその容疑で送検いたしております。
 なお今回のイーグル号から出た油とノリの被害の油との因果関係につきましては、この前の委員会でも申しましたように、また先般の予算委員会で運輸大臣も申しておりますように、やはりそういういわば容疑が濃厚であるというように思量いたしております。
 なおこの前の当委員会におきまして、どうして神奈川県の工業試験所に依頼したかとか、あるいはどういう方が鑑定に当たられたとかというような点について御質問がございましたので、その点について現地に確かめて参ったのでございまするが、神奈川県工業試験所に依頼いたしましたのは、その試験所はこれは汚水及び油の分析を専門にやっておられるところでございまして、非常にまあ経験もおありになるということと、この事件を担当いたしております横浜保安部の地元の機関でもあり、かつ県立でもありまして信頼もおけるということで一神奈川県工業試験所に依頼した次第でございます。また、分析に当たられた方は その工業試験所の古屋弘という方と藤井芳男という方の二人でございますが、古屋さんのほうは同試験所十二年の経歴を持っておられます。また一方の藤井さんもその工業試験所で八年の経歴を持っておられる方でございます。
 なお、こういうような油の鑑定ができるものかどうかというような点についても、御質問があったと思いますが、その点につきましては、通産省の付属機関であります資源技術試験所一並びに科学警察研究所の担当官に御意見を伺ったのでございますが、それによりますと、非常にそういう鑑定はむずかしいということ、特にそれが同一であるというような断定を下すことは、とうていできるものではないという意味の御意見でございました。大体そういうような推移でございます。

発言情報

speech_id: 104015007X02019620327_010

発言者: 松野清秀

speaker_id: 29925

日付: 1962-03-27

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会