水田三喜男の発言 (本会議)
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○国務大臣(水田三喜男君) 予算と景気の問題についての御質問でございましたが、財政が経済にどういう影響を及ぼすかという問題は、予算の規模で判断することはできないのじゃないかと思います。予算の規模だけを問題にしますれば、今度の予算は国民所得に対して一五、六%の規模でございますが、これは欧州先進工業国の予算規模に比べたら、まだ日本の規模は国民所得に対しては非常に低いということになりますし、また、本年度の補正を含めた予算額に比べれば、そう大きい伸びではございません。私はことしの予算が非常に大きい予算であるとは思っておりません。問題は、通常歳入でこの支出を全部まかなっているかどうかという健全性の問題、それから内容の問題、また金融政策との関係において判断さるべきものだと思いますが、そういう意味から見ましたら、先ほど総理が御答弁されましたように、公共投資の立ちおくれ、社会保障制度そのほか文教政策の充実の必要が現に迫られておりますし、そういう財政本来の使命を果たすために必要な経費を計上する。そうしてまた金融政策は御承知のとおりでございますし、この三十六年の自然増が相当多いと見込まれるときに、私どもは補正予算を必要最低限にしぼって、相当大きい剰余金を次の年に持ち越そう、こういう考慮をしておるわけでございますので、そういう一連の考慮によってできた予算であることを考えましたら、私は御心配になるような経済を刺激する予算では絶対ないと確信しております。(拍手)
〔国務大臣佐藤榮作君登壇、拍手〕