水田三喜男の発言 (本会議)
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○国務大臣(水田三喜男君) 予算編成が総花的であるという御批判でございましたが、私は編成にあたった責任者として、今度はそう考えません。政府が今まで重要施策としておったいわゆる四つの問題——減税、公共事業、社会保障、文教・科学技術の振興、この昨年から重要施策として行なってきた予算をみまするというと、減税は昨年よりももっと大幅——初年度一千億の減税でございまするし、公共投資は本年度九百五十億円ふやしております。それから社会保障は五百五十億円、文教・科学費は四百八十億円、最も大きい金額の増加となったのは、この四つの重要施策でございますが、これは重点的に施策を強化したと私は考えております。
それから金額ではそう多い金額でなくても、経費の伸び率をみますというと、中小企業のごときは、昨年の予算に比べて百パーセント伸びておりますし、石炭対策は七〇%以上の強化になっておりますし、輸出振興についての輸銀への資金増というようなものも六割以上というふうに、各個別に見ますというと、相当重点主義の予算編成をやっているつもりでございますので、この点は今までの予算よりは、はるかに私はそういう批判に当らない予算ではないかと思っております。
それから、大蔵原案が変更されたのは放漫じゃないかというようなことでございましたが、これは予算の決定というものは、閣議においてきまるべきものでございまして、大蔵原案が大臣折衝の過程あるいは与党の要望等の調整の過程において変更調整されることは、これは当然でございます。しかし最後の姿は、御承知のとおり予算ワクが変わったわけではございませんで、健全財政をはっきり貫き得た予算であると思っておりますので、この大蔵原案が不当に動いたという事実はございませんので、この点も申し上げておきたいと思います。(拍手)
〔国務大臣藤山愛一郎君登壇、拍手〕