佐藤榮作の発言 (本会議)

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○国務大臣(佐藤榮作君) お答えいたします。
 国際収支の関係並びに中小企業につきましては、先ほど総理から詳細にお答えがございましたので、重複を避ける意味で割愛させていただきます。ただ、お尋ねのうちに、不況産業に対する対策はどうかというお尋ねがございました。不況産業と申すものは、私どもの所管ではいわゆる石炭鉱業並びに肥料工業、この二つについて御指摘だろうかと思います。御承知のように石炭につきましては、総合エネルギー対策の一環といたしましての対策、並びに当面しております石炭産業の現況等に対して、前国会におきましてもいろいろ御審議をいただきましたので、それらの線についての所要の予算措置を講じて参ったつもりでございます。もちろん金額的にこれをもって十分と申し上げるものではございません。なお、さらに個々の事業体等とも十分協議を遂げる部分もございます。また関係各方面と相談すべき余地も多分にあろうかと思いますが、一応対策としての基本線は、予算的には取り上げたつもりでございます。金額が十分だとかように申すのではございません。また、肥料工業は、すでに御承知のことだと思いますが、今日の肥料工業の実態から申しますると、必ずしも不況産業——採算のとれない産業、かようには私ども考えませんが、たいへん国際競争の熾烈な産業でございます。過去の輸出赤字等の累積等の対策、これも考えていかなければならないことだと思います。そういう意味で、今日まで税制上あるいは金融の措置で種々産業の強化をはかって参りました。また同時に、ただいま法制的にもいかにこれをしたらいいかというような意味で研究をさしておる、かような状況でございます。
 以上申し上げましたことは、もちろん産業自体の本質的な点についての対策でございますが、当面いたしております経済調整期間中においての特別な事態については、ただいま申すこととは別途に、特別に配慮をいたさなければならぬ、かように考えておる次第でございます。(拍手)
  〔国務大臣河野一郎君登壇、拍手〕

発言情報

speech_id: 104015254X00619620123_028

発言者: 佐藤榮作

speaker_id: 21117

日付: 1962-01-23

院: 参議院

会議名: 本会議