小坂善太郎の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(小坂善太郎君) 核実験というものに対して、わが国が世界唯一の被爆国であるという立場から、この問題を絶対に停止させるように、われわれとしては、国連の場においても、幾つかの決議案の提案者となり、あるいはこれを強力に推進する立場をとっておったのでございます。また、国別にいたしましても、ソ連が核実験を五十数回も行ないまするにつきましても、強くそれに抗議をしておったことは、御承知のとおりでございます。今般のアメリカの問題につきましても、あるいはイギリスの問題につきましても、総理からも話を直接こちらにおりまするライシャワー大使に伝えまして、あるいは朝海大使がケネディ大統領に直接会って日本の気持というものを十分強く訴えまして、その交換書簡はすでに公表されておりますことは、御承知のとおりでございます。また、いろいろこういう声明がなされましたので、私といたしまして、日本政府を代表いたしまして抗議文を本日手交することにいたしております。これは、米英ともに、両国の大使を招致いたしまして、強くこのことに抗議することにいたしております。いずれにいたしましても、アメリカの言い分は、「このソ連の五十数回にわたる核実験というものに対して、自分らのほうとしても、これは座視するに忍びない状態に追い込まれておる。であるから、日本の気持はよくわかるけれども、その日本の気持がソ連にも通じて、四月十八日からのジュネーブにおける核実験の停止の有効な協定が軍縮会議を通じてできまするならば、自分のほうとしてもこの実験はやめてもいい。」、こう言っておる。ですから、私どもとしては、ぜひそれが実を実らせますように、あらゆる手段を尽して各国に働きかけておる次第でございます。
以上お答えいたします。