坂本昭の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○坂本昭君 総理は、クリスマス島周辺の漁業は一ないし三月が最盛期だ、だから四月実験をやったってたいした被害がないような御説明をされましたが、それは事実と非常に違う。大体カツオ、マグロにこの方面に行かれる人たちは、三月から十月までですよ。そうしてその間に、各県の人たちが、全部で労働者関係で一万名以上に及ぶ。また水揚高も、二十五、六億から三十億近いだろうと思う。そうした莫大な日本の漁業というものが、この実験によって全部水泡に帰す。私は、そのためにも、総理大臣がもっと真剣にこの問題を取り上げていただきたい。しかも、この水域で実験が始まると、どこへ行くか。大体この水域でやっておる人たちは、百トンないし二百トンの零細漁業であります。ほかに行き場所がないのです。しかも、ここはマグロの産卵地であります。池田総理はいつもライスカレーを食っておるからいいかもしれないけれども、マグロのトロの握りを食べておるととろの江戸っ子、東京の人たちは、今後非常に私は困ることになると思う。したがって、そういう人たちの生活のことも考えて、真剣に私は反対していただきたかったと思う。それをただばく然と、国民も反対するからわしも反対しなくてはなるまいというような、そんななまぬるいことでは、国民全体ががまんできません。私は、少なくとも、この漁業労働者、漁船に乗り組んでおる零細な人たち、この人たちの生活と生命の安全に対してどういう保障をされるつもりか、もう一度正確なお答えをいただきたい。