大橋八郎の発言 (予算委員会第三分科会)
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○説明員(大橋八郎君) ただいまのお尋ねに対してお答え申し上げます。御承知のとおり、公社設立以来、私どもといたしまして、第一、第二次の五カ年計画を推進して、まさに第二次計画も来年度をもって終わろうとしておるのであります。これは一面におきましては、電話に対する需要がことに熾烈になって参りまして、新しい電話をつけてもらいたい、電話の加入に対する国民の要望が非常に強いのでございまして、これに応ずるということと、一面においてはすでに加入しておられる加入者、電話所有者のサービスをできるだけよくしたい、サービスの維持改善をはかるという目的でこの計画を立てておるわけであります。ただ、これがためには非常に多額の金を要しまするので、なかなか思うように実は参りません。この両方の面ともにそれぞれ御不満を国民に与えておることは、まことに恐縮いたしております。特に最近、御承知の財界の好況であるということと、一般に加入電話が増加したために、市外通話の取り扱い数が非常に増加して参りました。これに対する設備なり要員なりの手当が十分間に合わないがために、市外通話のサービスが非常に悪くなって御迷惑をかけておるのであります。この点、まことに恐縮にたえないのであります。根本的にこれを改めるためには、どうしても市外通話を即時通話に、しかもダイヤルを回すことによって交換手の手を経ないで市外通話ができるような自動即時というところまでいかないと、ほんとうの改革にならない。私どもとしては一日も早くこの程度に市外通話がなるようにしたい。そのために昨年国会の承認を得ました料金改訂などということも、実はこの道を達成するための一つの手段でもあるわけであります。これがこの九月また十月ごろから新体制の料金改訂になりますと、今までは近距離だけの自動即時であったものが、今度相当長距離の即時通話もできるようになるわけであります。徐々にこれによってこの目的を達し得る。私ども今現在の計画では、やはり今後十年、第三次五カ年計画、第四次五カ年計画が完了したときに、われわれのある程度の理想に近いものができ上がるのじゃないか、かように考えておりますので、根本的な問題としてはいましばらくお待ち願わなければいかぬと、非常に残念でありますけれども、現在の状態やむを得ず、この点をお願い申し上げなければならない、かように考えております。
なお、ただいまの市外通話の特に悪いのは大都市において悪いのでありまして、東京、大阪、名古屋等の大都市が特に実はよろしくないのでありまして、これに対して私ども特に注意を払いまして、東京で申しますと、三十五年度には東京の市外局に四百名ばかりの増員を特にいたしまして手当をした。三十六年度にも、やはり四百名以上の定員を特に配置して手当をいたしておるのであります。ところが、一般の市外通話の数の増加はわれわれの手当以上にさらに増加いたしますので、ついに御迷惑をかけておるような次第でございます。なお、そのほかにもいろいろ当局としては苦労して手当をしておる点につきましては、局長から説明させていただきます。