予算委員会第三分科会
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会
会議録情報#0
昭和三十七年三月二十八日(水曜日)
午前十時二十八分開会
—————————————
委員の異動
本日委員田中一君及び安田敏雄君辞任
につき、その補欠として佐多忠隆君及
び清澤俊英君を予算委員長において指
名した。
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出席者は左の通り。
主査 金丸 冨夫君
副主査 千田 正君
委員
上林 忠次君
鈴木 恭一君
田中 啓一君
平島 敏夫君
米田 正文君
清澤 俊英君
佐多 忠隆君
戸叶 武君
安田 敏雄君
赤松 常子君
加賀山之雄君
国務大臣
農 林 大 臣 河野 一郎君
郵 政 大 臣 迫水 久常君
政府委員
農林政務次官 中野 文門君
農林大臣官房長 昌谷 孝君
農林大臣官房予
算課長 桧垣徳太郎君
農林省農林経済
局長 坂村 吉正君
農林省振興局長 斎藤 誠君
農林省畜産局長 森 茂雄君
農林省蚕糸局長 立川 宗保君
食糧庁長官 大沢 融君
林野庁長官 吉村 清英君
水産庁長官 伊東 正義君
郵政省郵務局長 西村 尚治君
郵政省貯金局長 荒巻伊勢雄君
郵政省経理局長 佐方 信博君
説明員
農林省畜産局参
事官 保坂 信男君
郵政大臣官房人
事部長 長田 裕二君
郵政省電波監理
局次長 石川 忠夫君
日本電信電話公
社総裁 大橋 八郎君
日本電信電話公
社総裁室文書課
長 武田 輝雄君
日本電信電話公
社運用局長 山下 武君
—————————————
本日の会議に付した案件
○昭和三十七年度一般会計予算(内閣
提出、衆議院送付)
○昭和三十七年度特別会計予算(内閣
提出、衆議院送付)
○昭和三十七年度政府関係機関予算
(内閣提出、衆議院送付)
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この発言だけを見る →午前十時二十八分開会
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委員の異動
本日委員田中一君及び安田敏雄君辞任
につき、その補欠として佐多忠隆君及
び清澤俊英君を予算委員長において指
名した。
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出席者は左の通り。
主査 金丸 冨夫君
副主査 千田 正君
委員
上林 忠次君
鈴木 恭一君
田中 啓一君
平島 敏夫君
米田 正文君
清澤 俊英君
佐多 忠隆君
戸叶 武君
安田 敏雄君
赤松 常子君
加賀山之雄君
国務大臣
農 林 大 臣 河野 一郎君
郵 政 大 臣 迫水 久常君
政府委員
農林政務次官 中野 文門君
農林大臣官房長 昌谷 孝君
農林大臣官房予
算課長 桧垣徳太郎君
農林省農林経済
局長 坂村 吉正君
農林省振興局長 斎藤 誠君
農林省畜産局長 森 茂雄君
農林省蚕糸局長 立川 宗保君
食糧庁長官 大沢 融君
林野庁長官 吉村 清英君
水産庁長官 伊東 正義君
郵政省郵務局長 西村 尚治君
郵政省貯金局長 荒巻伊勢雄君
郵政省経理局長 佐方 信博君
説明員
農林省畜産局参
事官 保坂 信男君
郵政大臣官房人
事部長 長田 裕二君
郵政省電波監理
局次長 石川 忠夫君
日本電信電話公
社総裁 大橋 八郎君
日本電信電話公
社総裁室文書課
長 武田 輝雄君
日本電信電話公
社運用局長 山下 武君
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本日の会議に付した案件
○昭和三十七年度一般会計予算(内閣
提出、衆議院送付)
○昭和三十七年度特別会計予算(内閣
提出、衆議院送付)
○昭和三十七年度政府関係機関予算
(内閣提出、衆議院送付)
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金
金丸冨夫#1
○主査(金丸冨夫君) これより予算委員会第三分科会を開会いたします。
昭和三十七年度総予算中郵政省所管を議題といたします。
まず、政府の説明を求めます。迫水郵政大臣。
この発言だけを見る →昭和三十七年度総予算中郵政省所管を議題といたします。
まず、政府の説明を求めます。迫水郵政大臣。
迫
迫水久常#2
○国務大臣(迫水久常君) 郵政省所管各会計の昭和三十七年度予算について、その概要を御説明申し上げます。
まず、郵政事業特別会計の予算でありますが、この会計の予算額は歳入歳出ともに二千五百四十二億一千三百万円でありまして、前年度の予算額に比べて三百六億七千三百万円、一三・七%の増加となっております。しかし、この予算総額の中には収入印紙、失業保険印紙等の、いわゆる通り抜けとなる業務外の収入支出が六百二十九億七千万円ありますので、これを差し引いた郵政事業の実体的予算は一千九百十二億四千三百万円でありまして、前年度の予算額に比べて百八十二億四千六百万円、一〇・五%の増加となっております。この増加のおもなものについてみますと、業務運営費におきまして百七十億五千五百万円、郵便局舎等建設費において八億六百万円等であります。
次に、三十七年度予算に盛り込まれております重要施策事項について申し上げます。御存じのとおり、郵政業務、特に郵便業務におきましては、昨年春ころから急激に業務の正常運行が阻害され、利用者から大きく非難を受ける結果となったのでありますが、このような状態は一日早く解消すべく鋭意努力をいたして参りましたが、三十七年度予算もまたこのために必要な施策を中心課題として予算編成を行ないましたので、この予算は一口に申しますと郵政業務の正常化予算と言っても差しつかえないものと思っております。
その施策について申し上げますと、業務量及び施設増加に必要といたします要員につきましては、一万五千二百二十二人の定員増員を行ない、局舎狭隘の解消と労働環境の改善については、六十四億八千六百万円の予算をもって郵便局舎等の新営を行なうほか、二億数千万円の経費をもって居住性向上施策を行ない、郵便物の集配運送施設の改善につきましては、より一そうの機械化を推進して労働力の軽減と郵便物の迅速なる配送に努めるとともに、従事員の訓練実施と特殊有技者手当の増額等、能率向上のための諸施策をも実施して業務の正常運行を確保することといたしております。郵政窓口機関の設置につきましては、無集配特定局二百局、簡易郵便局八百を増置することとし、簡易郵便局につきましては、手数料を倍額程度まで引き上げて、その普及を推進することといたしております。
貯蓄の増強につきましては、新年度における郵便貯金の増強目標を純増一千五百五十億円、簡易保険の新規募集目標十九億円、年金八億円とし、その達成に努めることといたしておりますが、郵便貯金につきましては、最高制限額現行三十万円を五十万円に引き上げ、また、簡易保険、郵便年金の福祉施設につきましては、これを能率的に運営するために、福祉事業団を設立いたしたいと考えまして、それぞれ法律案を今国会に提出いたした次第でございます。
次に、歳入予算について申し上げます。歳入予算の総額は歳出予算と同様二千五百四十二億一千三百万円でありますが、この中から収入印紙収入等の業務外収入を差し引いた郵政事業の実体的な予算額は一千九百十二億四千三百万円でございまして、前年度より百八十二億四千六百万円、一〇・五%の増加となっております。このうち郵便業務収入の総額は八百九十億三千百万円、為替貯金業務収入は四十四億五千六百万円でありまして、前年度予算に比べて、郵便業務収入では百二十三億四千九百万円、為替貯金業務収入では九億三千二百万円といずれも増加しておりますが、これらの収入は昨年料金改正を行ないまして以来きわめて順調な歩みを続けております。なお、これらの収入のほか、他の会計から繰り入れを受ける受託業務収入が八百九十六億六千九百万円、郵便局舎等の建設財源に充てるための借入金等の資本収入が四十四億八千三百万円、その他の雑収入が三十六億四百万円となっておりますが、いずれも前年度より若干の増加を見込み、収入予定を立てている次第でございます。
次に、郵便貯金特別会計の予算について申し上げます。この会計の予算額は、歳入、歳出ともに八百七十三億四千五百万円でありまして、前年度予算額に比べて八十八億三千七百万円の増加となっております。歳入の増加は、郵便貯金の増強に伴います郵便貯金資金の資金運用部への預託利子収入の増加によるものであり、歳出の増加は貯金預入者への支払い利子四十七億六千三百万円、業務委託費としての郵政事業特別会計への繰り入れ金七億六千万円、予備費十六億九千九百万円、借入金償還金十六億一千九百万となっております。
簡易生命保険及び郵便年金特別会計におきましては、歳入予定額は二千百四十七億四千万円で、前年度予算に比べて百九十五億円、歳出予定額は千一億六千百万円で、三百三十四億九百万円といずれも前年度より増加しておりますが、歳入歳出の差額、すなわち歳入超過額千百四十五億円につきましては法律の定めるところに従いまして積立金として処理し、資金運用部に預託することといたしております。なお、三十七年度の財政投融資原資中、簡保年金資金は千五百億円を予定いたしております。
次に、一般会計予算について申し上げますと、その歳出予算額は、二十八億四百万円で、前年度に比べて二億六千四百万円の増加となっております。この予算には、有線放送電話施設の公社線との接続に関する試験研究を全国二十カ所で行なう経費三千六百万円、宇宙通信の開発研究に要する経費一億七千七百万円、国際放送の拡充強化に要する経費一億九百万円、臨時放送調査会の設置等重要な施策を行なうための経費が含まれております。
次に、日本電信電話公社の予算案について申し上げます。この予算の損益勘定におきましては、収入は三千二百四十四億円、支出は二千五百五十一億円で、収支差額の六百九十三億円は建設財源及び債務償還に充てられることになっております。建設勘定におきましては、総額二千百二億円で、この財源は自己資金一千二百六十三億円、外部資金八百三十九億円を予定しております。また、この支出の内訳を申し上げますと、一般拡張工程に一千九百八十五億円、町村合併に伴なう電話サービス改善に五十一億円、農産漁村電話普及特別対策に六十六億円となっております。
以上をもちまして、ひとまず、私の説明を終わりますが、なお、詳細な点につきましては、御質問をいただきましてお答え申し上げたいと存じます。何とぞよろしく御審議下さいますようお願い申し上げます。
この発言だけを見る →まず、郵政事業特別会計の予算でありますが、この会計の予算額は歳入歳出ともに二千五百四十二億一千三百万円でありまして、前年度の予算額に比べて三百六億七千三百万円、一三・七%の増加となっております。しかし、この予算総額の中には収入印紙、失業保険印紙等の、いわゆる通り抜けとなる業務外の収入支出が六百二十九億七千万円ありますので、これを差し引いた郵政事業の実体的予算は一千九百十二億四千三百万円でありまして、前年度の予算額に比べて百八十二億四千六百万円、一〇・五%の増加となっております。この増加のおもなものについてみますと、業務運営費におきまして百七十億五千五百万円、郵便局舎等建設費において八億六百万円等であります。
次に、三十七年度予算に盛り込まれております重要施策事項について申し上げます。御存じのとおり、郵政業務、特に郵便業務におきましては、昨年春ころから急激に業務の正常運行が阻害され、利用者から大きく非難を受ける結果となったのでありますが、このような状態は一日早く解消すべく鋭意努力をいたして参りましたが、三十七年度予算もまたこのために必要な施策を中心課題として予算編成を行ないましたので、この予算は一口に申しますと郵政業務の正常化予算と言っても差しつかえないものと思っております。
その施策について申し上げますと、業務量及び施設増加に必要といたします要員につきましては、一万五千二百二十二人の定員増員を行ない、局舎狭隘の解消と労働環境の改善については、六十四億八千六百万円の予算をもって郵便局舎等の新営を行なうほか、二億数千万円の経費をもって居住性向上施策を行ない、郵便物の集配運送施設の改善につきましては、より一そうの機械化を推進して労働力の軽減と郵便物の迅速なる配送に努めるとともに、従事員の訓練実施と特殊有技者手当の増額等、能率向上のための諸施策をも実施して業務の正常運行を確保することといたしております。郵政窓口機関の設置につきましては、無集配特定局二百局、簡易郵便局八百を増置することとし、簡易郵便局につきましては、手数料を倍額程度まで引き上げて、その普及を推進することといたしております。
貯蓄の増強につきましては、新年度における郵便貯金の増強目標を純増一千五百五十億円、簡易保険の新規募集目標十九億円、年金八億円とし、その達成に努めることといたしておりますが、郵便貯金につきましては、最高制限額現行三十万円を五十万円に引き上げ、また、簡易保険、郵便年金の福祉施設につきましては、これを能率的に運営するために、福祉事業団を設立いたしたいと考えまして、それぞれ法律案を今国会に提出いたした次第でございます。
次に、歳入予算について申し上げます。歳入予算の総額は歳出予算と同様二千五百四十二億一千三百万円でありますが、この中から収入印紙収入等の業務外収入を差し引いた郵政事業の実体的な予算額は一千九百十二億四千三百万円でございまして、前年度より百八十二億四千六百万円、一〇・五%の増加となっております。このうち郵便業務収入の総額は八百九十億三千百万円、為替貯金業務収入は四十四億五千六百万円でありまして、前年度予算に比べて、郵便業務収入では百二十三億四千九百万円、為替貯金業務収入では九億三千二百万円といずれも増加しておりますが、これらの収入は昨年料金改正を行ないまして以来きわめて順調な歩みを続けております。なお、これらの収入のほか、他の会計から繰り入れを受ける受託業務収入が八百九十六億六千九百万円、郵便局舎等の建設財源に充てるための借入金等の資本収入が四十四億八千三百万円、その他の雑収入が三十六億四百万円となっておりますが、いずれも前年度より若干の増加を見込み、収入予定を立てている次第でございます。
次に、郵便貯金特別会計の予算について申し上げます。この会計の予算額は、歳入、歳出ともに八百七十三億四千五百万円でありまして、前年度予算額に比べて八十八億三千七百万円の増加となっております。歳入の増加は、郵便貯金の増強に伴います郵便貯金資金の資金運用部への預託利子収入の増加によるものであり、歳出の増加は貯金預入者への支払い利子四十七億六千三百万円、業務委託費としての郵政事業特別会計への繰り入れ金七億六千万円、予備費十六億九千九百万円、借入金償還金十六億一千九百万となっております。
簡易生命保険及び郵便年金特別会計におきましては、歳入予定額は二千百四十七億四千万円で、前年度予算に比べて百九十五億円、歳出予定額は千一億六千百万円で、三百三十四億九百万円といずれも前年度より増加しておりますが、歳入歳出の差額、すなわち歳入超過額千百四十五億円につきましては法律の定めるところに従いまして積立金として処理し、資金運用部に預託することといたしております。なお、三十七年度の財政投融資原資中、簡保年金資金は千五百億円を予定いたしております。
次に、一般会計予算について申し上げますと、その歳出予算額は、二十八億四百万円で、前年度に比べて二億六千四百万円の増加となっております。この予算には、有線放送電話施設の公社線との接続に関する試験研究を全国二十カ所で行なう経費三千六百万円、宇宙通信の開発研究に要する経費一億七千七百万円、国際放送の拡充強化に要する経費一億九百万円、臨時放送調査会の設置等重要な施策を行なうための経費が含まれております。
次に、日本電信電話公社の予算案について申し上げます。この予算の損益勘定におきましては、収入は三千二百四十四億円、支出は二千五百五十一億円で、収支差額の六百九十三億円は建設財源及び債務償還に充てられることになっております。建設勘定におきましては、総額二千百二億円で、この財源は自己資金一千二百六十三億円、外部資金八百三十九億円を予定しております。また、この支出の内訳を申し上げますと、一般拡張工程に一千九百八十五億円、町村合併に伴なう電話サービス改善に五十一億円、農産漁村電話普及特別対策に六十六億円となっております。
以上をもちまして、ひとまず、私の説明を終わりますが、なお、詳細な点につきましては、御質問をいただきましてお答え申し上げたいと存じます。何とぞよろしく御審議下さいますようお願い申し上げます。
金
千
千田正#4
○千田正君 郵政大臣にお尋ねいたします。第一点は、どうも郵政事業は、特に国民に対するところの奉仕に徹底しなければならないと私は思うのでありますが、最近、労働攻勢というような問題と相からんで、郵便物の遅配、昨年末、また最近、本日等の情勢からいうと、賃金闘争の春闘というようなことで、われわれ国民としましては、この郵政業務が円滑にいって、われわれの求めるように迅速に郵便物の配達、あるいは電報、あるいは電話のサービスが十分に国民の期待に沿うような方向に向かってやっていただきたいというのは切実なる国民の要望でありますが、どうも最近の情勢ははなはだ芳ばしくない。きのう、きょうのこの労働賃金闘争におけるところの春闘に対する郵政省としての大臣はどういうふうな御所信をもって臨まれるか、その点の御所信を承りたいと存じます。
この発言だけを見る →迫
迫水久常#5
○国務大臣(迫水久常君) いわゆる春闘というものにつきまして、私は全逓が違法なる行為をしないように念願をいたしますと同時に、早く仲裁裁定を受けまして、その仲裁裁定を実行することによって事柄を円満に解決して、郵政業務の運行に支障のないようにしたい、こう考えております。
この発言だけを見る →千
千田正#6
○千田正君 そういうお答えをいただくのは期待しておりましたし、また新聞等においても大臣の所信が発表されておりますので、十分に御解決が願えるものと期待しております。ただ、私は毎年のように年末年始に際してこの郵便物の遅配、これは非常に国民にとっては迷惑な話でありまして、今、大臣がここに予算の御説明のありましたとおり、相当の収入も増加しておる。そういう立場からいいますれば、毎年の年中行事のように行なわれるような、こうした労働攻勢に対しては十分に早いうちに手を回して話し合い、あるいは何らかの方法において解決して、年末闘争等においては十分にそれに備える覚悟をもってもらわないというと非常に国民は迷惑する。それは郵政省を責めるばかりでなく、従業員の方々も自分らの立場というものを、やはり国民の公僕としての誇りをもって、これに対処しなければならない、そういう精神に欠けておるのじゃないかという国民の声が最近は非常に強いのでありますから、そういう点を十分納得させてやっていただきたいと思います。
そこで第二点の問題は、放送問題として、民放でやるストでありますが、これに対しまして、昨日の夕刊あるいはラジオ等で放送になっているところによりますると、いわゆる民放労組が今度のストに参加して、一応、放送機関をある程度押えておるようなふうにも思われるし、それは話は違うと労働組合側は言っておるし、その辺の実情はどういうふうになっておりますか。
この発言だけを見る →そこで第二点の問題は、放送問題として、民放でやるストでありますが、これに対しまして、昨日の夕刊あるいはラジオ等で放送になっているところによりますると、いわゆる民放労組が今度のストに参加して、一応、放送機関をある程度押えておるようなふうにも思われるし、それは話は違うと労働組合側は言っておるし、その辺の実情はどういうふうになっておりますか。
迫
迫水久常#7
○国務大臣(迫水久常君) 現実の状態は、各社によってそれぞれいろいろ違っている点もあるようでありまして、現在調査を命じております。夕べの夕刊に出ました私の談話というのは、新聞の紙面から受ける印象は、私に君が新聞記者諸君に話をしましたよりは相当にセンセーショナルな感じを受けるのでありますが、ラジオ、テレビとも公共性が非常にある。まあ学校放送なんというものもやっておりまして、学校はそれを教科の中に組み入れて教育をしているところもある。それをいきなり電波がとまるようなことになってしまっては、非常に公共の立場から考えて困った事態である、同時に、放送関係の労働者のいわゆる労働基本的な権利に対して疑問を持つわけでは決してありませんけれども、放送関係の従事者というものは、おのずから自分が公共的な仕事をやっているのだという良識をもって、そういう自分たちの立場を自覚しつつやっていただきたいと私は思っておるのでありまして、こういうような事態、将来において電波が組合によって管理されるような状態がかりに起こるというようなことになれば、これはまた国の財産として、国家が一定の基礎、基準のもとに免許をしている電波が、その基礎基準と全然違う方向に出ることもあり得るというようなことになることは、これは非常にゆゆしい問題であるから、そういうような問題は、将来、放送法の改正等のときに十分よく検討しなければならない、問題の一つになるであろう、こういうような趣旨の話をいたしたのでありまして、本日、私の手元に民放の労働者の組合の連合会といいますか、そういうところから、発言が不穏当であるから撤回をせよという抗議文も来ておるようでありますが、撤回をしろといっても、何を撤回するのかわかりませんが、私の真実はそういうところであります。
この発言だけを見る →千
千田正#8
○千田正君 放送事業の本質からいえば非常に公共性を持っておる。それから労働運動としての賃金闘争というものと、放送本来の姿というものは別個に考えなければならぬのではないか。あくまで放送というのは国民の文化、あるいは公共の仕事に寄与するという大きな原則があるわけであって、これに対して労働組合は賃金闘争によってそれを管理するとか、あるいは占拠するというような、そういう行動は別個な問題として考えなくちゃならない問題じゃないか。そこで、あなたが昨日の新聞あるいは今朝の新聞等に御発表になられたように、放送法の一部改正というものは、これはある程度やはり本質に沿うて考えられなければならぬ問題ではないかと思いますが、改正法に対するお考えは、近い将来あるいは改正するとか、あるいは是正するというお考えを持っておられるかどうか。
この発言だけを見る →迫
迫水久常#9
○国務大臣(迫水久常君) 放送法につきましては、その他の点について幾多改正を要するといいますか、時勢の進運にこたえて変えなければならぬところもあるように思いますので、実は今国会におきまして、この予算の中にも、放送法等調査会の設置予算百万円というものが計上されておりますし、別途、郵政省設置法の中で、付属機関として放送法等改正調査会の設置に対する法律案をお願いをいたしておりまして、これは二年間の時限的な機関でございますが、これによってひとつ慎重に検討してもらおうと思っております。ただいま申しましたものも、この調査会における放送法改正をすることについての論議のテーマの一つになる、こう考えております。
この発言だけを見る →千
千田正#10
○千田正君 私はもう一つ、これは電信電話公社の問題ですが、私まことに残念だと思うのは、これがどういうためにわれわれの電話が迅速にかからないか。たとえば私は昨晩も、試みじゃなくて実際必要の関係上、この電話薄にあるように、市外通話というものに対して一〇〇、あるいは一〇六を呼んでもなかなか出ない。しかも三時間、四時間呼んで、呼んで呼んでもなお出ない。これはいわゆるその線が不足なのか、いわゆる受け入れ態勢が不備であるためにそういうふうなのか、一体どういうわけで出ないのか、こういう点であります。それで、私自身としましては、こういうふうに電話局で発表しておりますところの電話薄を通じまして、故障の場合は一一三と、一一三を呼んでも出ない。それは話し中でなくて、サインがあっても出ない。さらに文句というか、ある場合にはというので、ここにちゃんとありますところの、電話薄にあるところの二三一の五一五一——苦情があるときはこれに申し込めというから、これを呼んでみても、これも出ない。午後八時以後になるというと、これは従業員は退庁してしまってだれもいないということなのか、あるいはどういうわけでそういうふうにかからないのか。私の電話が故障なのかと思うと故障ではない。そうして四時間も待って、ようやく十一時ごろに、夜中にかけると、相手は夜中に起こされたのでたまらない。一体どういうことなのか。少なくとも電信電話公社なるものは、私が申し上げるまでもなく、国民へのサービスのために徹底しなければならぬ。にもかかわらず、その奉仕精神というものは欠けているといっても過言ではないだろう。もし欠けておらないとするならば、その施設について、あるいは受け入れの方針について何らかの欠点があるのじゃないか、この点について私はお尋ねしたいと存じます。
この発言だけを見る →大
大橋八郎#11
○説明員(大橋八郎君) ただいまのお尋ねに対してお答え申し上げます。御承知のとおり、公社設立以来、私どもといたしまして、第一、第二次の五カ年計画を推進して、まさに第二次計画も来年度をもって終わろうとしておるのであります。これは一面におきましては、電話に対する需要がことに熾烈になって参りまして、新しい電話をつけてもらいたい、電話の加入に対する国民の要望が非常に強いのでございまして、これに応ずるということと、一面においてはすでに加入しておられる加入者、電話所有者のサービスをできるだけよくしたい、サービスの維持改善をはかるという目的でこの計画を立てておるわけであります。ただ、これがためには非常に多額の金を要しまするので、なかなか思うように実は参りません。この両方の面ともにそれぞれ御不満を国民に与えておることは、まことに恐縮いたしております。特に最近、御承知の財界の好況であるということと、一般に加入電話が増加したために、市外通話の取り扱い数が非常に増加して参りました。これに対する設備なり要員なりの手当が十分間に合わないがために、市外通話のサービスが非常に悪くなって御迷惑をかけておるのであります。この点、まことに恐縮にたえないのであります。根本的にこれを改めるためには、どうしても市外通話を即時通話に、しかもダイヤルを回すことによって交換手の手を経ないで市外通話ができるような自動即時というところまでいかないと、ほんとうの改革にならない。私どもとしては一日も早くこの程度に市外通話がなるようにしたい。そのために昨年国会の承認を得ました料金改訂などということも、実はこの道を達成するための一つの手段でもあるわけであります。これがこの九月また十月ごろから新体制の料金改訂になりますと、今までは近距離だけの自動即時であったものが、今度相当長距離の即時通話もできるようになるわけであります。徐々にこれによってこの目的を達し得る。私ども今現在の計画では、やはり今後十年、第三次五カ年計画、第四次五カ年計画が完了したときに、われわれのある程度の理想に近いものができ上がるのじゃないか、かように考えておりますので、根本的な問題としてはいましばらくお待ち願わなければいかぬと、非常に残念でありますけれども、現在の状態やむを得ず、この点をお願い申し上げなければならない、かように考えております。
なお、ただいまの市外通話の特に悪いのは大都市において悪いのでありまして、東京、大阪、名古屋等の大都市が特に実はよろしくないのでありまして、これに対して私ども特に注意を払いまして、東京で申しますと、三十五年度には東京の市外局に四百名ばかりの増員を特にいたしまして手当をした。三十六年度にも、やはり四百名以上の定員を特に配置して手当をいたしておるのであります。ところが、一般の市外通話の数の増加はわれわれの手当以上にさらに増加いたしますので、ついに御迷惑をかけておるような次第でございます。なお、そのほかにもいろいろ当局としては苦労して手当をしておる点につきましては、局長から説明させていただきます。
この発言だけを見る →なお、ただいまの市外通話の特に悪いのは大都市において悪いのでありまして、東京、大阪、名古屋等の大都市が特に実はよろしくないのでありまして、これに対して私ども特に注意を払いまして、東京で申しますと、三十五年度には東京の市外局に四百名ばかりの増員を特にいたしまして手当をした。三十六年度にも、やはり四百名以上の定員を特に配置して手当をいたしておるのであります。ところが、一般の市外通話の数の増加はわれわれの手当以上にさらに増加いたしますので、ついに御迷惑をかけておるような次第でございます。なお、そのほかにもいろいろ当局としては苦労して手当をしておる点につきましては、局長から説明させていただきます。
千
千田正#12
○千田正君 それは、おっしゃるのは大体あなたのアイデアであって、私はアイデアだけを言うのでなくて、現実にわれわれが使っていて不便である。もう一つは、これは人間のことでありますから、一日じゅう一ぱい勤めるわけにいかないだろうから、あるいは夜間の部と昼間の部と、おそらく昼夜交代に従業員が配置されておるだろうと私は想像している。私は配置状況を聞きたい。私はゆうべあらゆるところにかけてみた。ベルが鳴ってもだれも出ない。あなた方のほうではこういうことに対して監督しているのですか。一体、夜だれもいないことについて、しかも本局あるいは分局においても、あるいは故障係においても。そうして、いわゆる電話簿には故障のときにはこういうところを呼んで下さい、夜間のときはこういうところに電話すれば出ますということを書いてあって、そういうところを呼んでみても、話中じゃない、十分も鈴がなっていても一人も出てこない。これはどういうことですか。これは人が足りないということでは申しわけが立たないと思う。人間の配置に対してはどうやっているのですか。昼間だけしかやらぬということになっておりますか。
この発言だけを見る →大
山
山下武#14
○説明員(山下武君) ただいま御指摘のように、最近のサービスがたいへん悪うございまして、各方面に御迷惑をかけておりますこと、まことに申しわけないと存じます。
夜間の配置状況のことでございまするが、私のほうは昼間と大体同じ程度といいますか、業務量に応じまして、昼間も夜間も一人当たりの働らく量は同じ程度に実は配置いたしておるわけであります。深夜といえども相当数の人員をそれぞれのところに配置しておるわけでございますが、最近業務量が非常にふえましたのと、実は私どものほうのいいろな計画といいますか、要員のやりくりの点から見まして、今ちょうど一番まずい時期にぶつかっておりまして、この十七日の日に、御承知かと存じまするが、高崎、前橋、あるいは伊勢崎、湯河原、熱海等を自動即時にいたしまして、それから三日前の二十五日に横須賀の電話も自動即時にいたしまして、大体百五十人ほど最近浮いてくることになっております。それを配置がえいたしまして、他の部門の業務量の増加に対応して処理しようという計画にいたして、なるべく私どもも増員ということは避けて、一方において機械化によって人を浮かして、それを新しい業務量の増加に回そうというような計画を進めておりますことと、ちょうどこの三月中ほど以後にそういう事態がございまして、予定としては四月一日までに新しい職場とか採用のほうにつかせて新しい仕事になれさせる、そういう段取りで今やっておるわけでございますが、通話の量は、ちょうど年度末に差し迫りまして、いろいろな会社やその他も忙しいし、学校関係の出入りもあるし、非常に業務量がふえておりまして、ちょうど今の境目といいますか、やりくりしている一番のときに該当いたしまして、いろいろ御迷惑をかけておりますこと、まことに申しわけないと思っております。
この発言だけを見る →夜間の配置状況のことでございまするが、私のほうは昼間と大体同じ程度といいますか、業務量に応じまして、昼間も夜間も一人当たりの働らく量は同じ程度に実は配置いたしておるわけであります。深夜といえども相当数の人員をそれぞれのところに配置しておるわけでございますが、最近業務量が非常にふえましたのと、実は私どものほうのいいろな計画といいますか、要員のやりくりの点から見まして、今ちょうど一番まずい時期にぶつかっておりまして、この十七日の日に、御承知かと存じまするが、高崎、前橋、あるいは伊勢崎、湯河原、熱海等を自動即時にいたしまして、それから三日前の二十五日に横須賀の電話も自動即時にいたしまして、大体百五十人ほど最近浮いてくることになっております。それを配置がえいたしまして、他の部門の業務量の増加に対応して処理しようという計画にいたして、なるべく私どもも増員ということは避けて、一方において機械化によって人を浮かして、それを新しい業務量の増加に回そうというような計画を進めておりますことと、ちょうどこの三月中ほど以後にそういう事態がございまして、予定としては四月一日までに新しい職場とか採用のほうにつかせて新しい仕事になれさせる、そういう段取りで今やっておるわけでございますが、通話の量は、ちょうど年度末に差し迫りまして、いろいろな会社やその他も忙しいし、学校関係の出入りもあるし、非常に業務量がふえておりまして、ちょうど今の境目といいますか、やりくりしている一番のときに該当いたしまして、いろいろ御迷惑をかけておりますこと、まことに申しわけないと思っております。
千
千田正#15
○千田正君 今の御説明だというと、昼夜に分かたずに交代でちゃんと職務につかせているのだ。忙しいことも了承しました。しかし、鈴が鳴っておって出ないということは、どういうことなんですか。忙しいということで、かけているのはかけておる信号があるわけだから、それはわれわれもやむを得ないです。しかし、鈴が十分も二十分も鳴っておって出ない。故障なのかと思って故障のほうにかけてみても、鈴が鳴っておって人間が出ない。それで夜間のいわゆる宿直だろうと思ってかけてやってみても、出ない。これは忙しいから出ないというわけにはいかないでしょう。これはあなた方の監督不行き届きなのか、サービス精神に徹底するようないわゆる訓練に欠けておるのか、どっちかだと思うのですよ。どちらなんです、それは。それがいてても出ないということであれば、これははなはだけしからぬわけで、こういうことでは怠慢もはなはだしいのですが、いないということはなおさらこれはひどいじゃないですか。どういうわけなんです。
この発言だけを見る →山
山下武#16
○説明員(山下武君) ただいま申し上げましたように、大体昼間と夜間と、その一人当たりの働らく量は同じ程度に配置しておりまして、どの部署にもいないということはないわけでございます。それで、御指摘のように、たいへん応答がおそくなるものが相当たくさんございまして御迷惑をかける場合が多いわけでございますけれども、全部が全部そうだというわけでもございませんので、ただいま申しましたように、一人当たりとしては決して夜間といえども、今日具体的な数字も持っておりますが、一人当たりの働らいている度合いとしては、大体昼間の状態と同じ程度にやっておるわけでございます。ただ、座席その他が夜間は非常に、昼間は各座席にみんなついておりますけれども、夜間は人数も少ないし、取り扱いの場所が方々にまたがったり、いろいろなことで、集約的に扱う度合いがどうしても昼間より夜間のほうが具合が悪い、そういうことのためもあって、夜間非常に悪い点が多うございますが、別段夜間だからといって従業員がなまけておるとか、そういう点は、私ども夜間現場に行って見ましても、忙しく働いているということは私ども承知いたしております。
この発言だけを見る →千
山
千
千田正#19
○千田正君 本社のほうでは、この名簿には、文書課が夜間受け付けることになっておる。その文書課さえも出ないのです。いたんですか、一体。あなたがそう答弁をしたって、いないですよ。ほかからも、僕は三カ所の電話を利用してかけてみた。応答がない。リンばかり鳴っておる。夜間はここで受け付けますということを、あなたの本社ではちゃんと書いておる。でたらめ言ったってだめですよ。調べてごらんなさい。
この発言だけを見る →武
武田輝雄#20
○説明員(武田輝雄君) 今御指摘がございましたが、夜間、本社への連絡は文書課ということでそこに載せておりますが、実は非常に申しわけないんですが、去年の暮れごろから、文書課の宿直を、非常に仕事が少ないものですから、ずっと今までとめておりましたが、今運用局長が申しました代表番号の四二一一のほうへ合わせて、そちらのほうで受付をいたしておりますので、ということに変えましたので、今先生が御指摘になりましたような事態になっておりますが、電話番号簿の訂正がおくれているためにそういうことになっておりますが、その点申しわけないと思っております。
この発言だけを見る →千
千田正#21
○千田正君 それじゃ、ちっとも公衆のために、あなた方はサービスなんて言えないじゃないですか。これにはちゃんと夜間は、あなた方の本社としては、ここへかけて下さいというので、かければ、いない。局長の話では、夜昼とも同じ人数を配置をして、公衆の迷惑にならないようにしておりますと言っているけれども、何時間かけたって、一〇五番も一〇六番も出ませんよ。今夜実行してみますよ。そんなでたらめなことを言っちやだめですよ。ほんとうにあなた方は公共精神に徹して、国民の奉仕機関であるという信念であるならば、十分にこういう訓練をしなきゃならないはずです。かりにそれがオーバー・ワークであれば、あるいは労働賃金に対してもある程度増すことも考えられるでしょうし、かりに春闘だとか、やれ年末闘争だとかいうなら、国民も納得いくでありましょう。サービスもしないで、料金だけは取る、それでは国民をばかにしておることでよ。私は今夜もかけますよ。出るか出ないか、やってみます。私は、こういうことではならないのであって、もう少しあなた方はほんとうに国民に対するサービスということがあなた方の仕事の大前提であるということであるならば、もっと十分な訓練もし、また監督もやり、また従業員の納得のいくような方途をとってやっていただかないというと、何のために料金を上げて、そして何のためにサービスをしているのか。国民のおこるのは当然だと私は思う。
先ほど総裁がおっしゃったように、それは十年計画、五年計画といろいろある。われわれも予算委員でありますから、むだに私は十五年予算委員をやっているわけじゃない。第一回から今日に至るまで、私はあなた方の内容は調査しております。しかしながら、現実においてこういうサービス精神に徹しないようなことであっては、本来この事業に対して、われわれ国民はあなた方を信頼するわけにいかなくなってくるということは、はなはだ残念なことである。大体今お話しのように、即時自動化したいということですが、その間のつなぎはどういうふうにしてやっているのですか。スムーズにいけるようにやれますか、そういう計画はありますか、どうですか。
この発言だけを見る →先ほど総裁がおっしゃったように、それは十年計画、五年計画といろいろある。われわれも予算委員でありますから、むだに私は十五年予算委員をやっているわけじゃない。第一回から今日に至るまで、私はあなた方の内容は調査しております。しかしながら、現実においてこういうサービス精神に徹しないようなことであっては、本来この事業に対して、われわれ国民はあなた方を信頼するわけにいかなくなってくるということは、はなはだ残念なことである。大体今お話しのように、即時自動化したいということですが、その間のつなぎはどういうふうにしてやっているのですか。スムーズにいけるようにやれますか、そういう計画はありますか、どうですか。
山
山下武#22
○説明員(山下武君) 先ほども申しましたように、最近の状況は、業務量の増加とかあるいは要員の計画で、一方自動化をして人を浮かして、新しい増加に対応してやる、あるいは新年度になったら新規採用をして充員するとか、そういういろいろな施策の谷間、ちょうど今境い目みたいなところにございましたために、たいへんサービスの悪い部分がございまして、御迷惑をかけているわけでございますが、私どもといたしましては、今の自動即時化、その他人手を要らないでいいような計画しょっちゅう継続的に進めているわけです。それで、ある時期においては、自動化が拡大いたしますと、人がぐっと要らなくなるかと思うと、また業務量がふえるために人が足りなくなる。その間を臨時の学生を雇いましたり、あるいは家庭の主婦に昼間だけ働いてもらうようなことをお願いしたりなんかいろいろ方法を講じまして、なるべくならば定員的に永久にずっといる人の量をふやさないで、将来自動即時になっても、ことさらに人を復元しなくてもよろしい方法をとるために、いろいろそういうような苦心をしているわけでございます。
先ほども御指摘になりましたように、私どもとしましては、そういう間隙といえどもサービスを悪化してはいけないということで、肝に銘じております。最近のいろいろな御批判に対しまして、私どもとしてはこれではやはりいけないから、いろいろと工夫をしてすみやかにサービスの改善をはかりたいと、今いろいろと研究をいたしておりまして、近いうちに先生の御指摘のような趣旨に従いまして、ある程度のサービスを改善をするようにいたしたいと、せっかく努力いたしております。
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千
千田正#23
○千田正君 あなた方の努力をしていることはよくわかりますが、たとえばゆうべの場合でも、現実の問題ですから、よく聞いて下さい。一〇六番、市外通話です。何回やっても出ない。最初の一回は、午後の八時に申し込んで、十二時近くになっても出てこない。私は、あなたのほうの本社だとか私のほうの分局だとか、故障係とか、あらゆるところをやってみた。ところが、途中からですよ、故障係が、あなたは何番にかけたでしょう、あなたはこれこれで前にもかけていたでしょうと言う。そうだと言うと、今つなぎますよ、それとも切りますかと言う。こういうサービスの言い方はない。一体最近は奉仕精神というものは非常に欠けている。
最近は、世界各国を歩いても、電話事業というようなものは、ほんとうに国民にサービスするものであると、奉仕精神というものを第一義にして、そうしてやるのが、電話にしろ、電報にしろ、郵政事業の本質であるはずである。私は、こういう点においても訓練が欠けているのではないか。外国に行ってごらんなさい。あなた方も行ってらっしゃるからわかるでしょう。電話を申し込んでも、必ずイエス・サーとかちゃんと聞いておる。丁寧です。紳士です。何かしらそういうことに欠けておるのじゃないか。そういう点を少し考え直してもらいたいということ。
もう一つは、時間もないし、私あまりしゃべりたくないからやめますけれども、この四月以降になるというと、御承知のとおり参議院選挙が近づいてくる。選挙等になりますというと、さらに電話の回数が輻湊するだろうと思う。ある場合においては、検察庁においては特別の犯罪人を捜査するために電話のもとに対してキャッする場合もあるだろう。たとえば労働組合が支持する政党と支持しない政党との問題があった場合、そういう場合においてもわれわれは非常に危険性を感ずる、最近の訓練からいうと。まずそういうことはないと思いますが、もしもそういうことがあった場合どういうことをやるか、どういうあなた方はそういう人に対して監督をし、指導しますか、その点を聞いておきたい。
この発言だけを見る →最近は、世界各国を歩いても、電話事業というようなものは、ほんとうに国民にサービスするものであると、奉仕精神というものを第一義にして、そうしてやるのが、電話にしろ、電報にしろ、郵政事業の本質であるはずである。私は、こういう点においても訓練が欠けているのではないか。外国に行ってごらんなさい。あなた方も行ってらっしゃるからわかるでしょう。電話を申し込んでも、必ずイエス・サーとかちゃんと聞いておる。丁寧です。紳士です。何かしらそういうことに欠けておるのじゃないか。そういう点を少し考え直してもらいたいということ。
もう一つは、時間もないし、私あまりしゃべりたくないからやめますけれども、この四月以降になるというと、御承知のとおり参議院選挙が近づいてくる。選挙等になりますというと、さらに電話の回数が輻湊するだろうと思う。ある場合においては、検察庁においては特別の犯罪人を捜査するために電話のもとに対してキャッする場合もあるだろう。たとえば労働組合が支持する政党と支持しない政党との問題があった場合、そういう場合においてもわれわれは非常に危険性を感ずる、最近の訓練からいうと。まずそういうことはないと思いますが、もしもそういうことがあった場合どういうことをやるか、どういうあなた方はそういう人に対して監督をし、指導しますか、その点を聞いておきたい。
山
山下武#24
○説明員(山下武君) 私のほうといたしましては、地方の小さいところはあるいはそういうことがわかり得る場合があるか知りませんが、大局におきましては、その電話の持ち主がどういう方であるかというようなことは、実際の交換取り扱い者にはとてもわからないのでございまして、市外のどこにお申し込みになりましても、どこから何番からかけていたのか全然わからない。ランプがつくから、お互いが応答しておる状況でございます。それから、地方の小さいところでは、あるいは交換手の中では、御指摘のようにその加入者についていろいろな考えを持っておるような人が絶無ではないかもしれませんが、私のほうは、いろいろな取り扱いを長年やっておりまして、秘密を厳正に保持することを、取り扱いにおいては公平に、絶対にその間不公平の批判を受けることのないように、採用のときから繰り返し繰り返し訓練いたしておるわけでありまして、ただいま御指摘のようなことのないように万全を尽くしておるつもりでございます。
この発言だけを見る →千
千田正#25
○千田正君 あなた方のほうはそういうお答えでいいでしょうが、現実において、これは地方選挙において、地方選挙で特定の立候補者が電話からいろいろの問題が漏れて非常な不利な立場に立った、こういう問題がたびたび方々に起こります。これはやはり私は非常に今までは大いに応援をいただいているから、どうということは言いたくないし、この際こういうことを申し上げたくないんだが、やはり中正公平な立場で国民の奉仕精神に徹してもらいたい。そういうことを暴露したりあるいは内通したりというようなことは、これは例の機関がやることであって、少なくとも中正な立場で電話なり電報なりそういうものを取り扱う者は、ほんとうにそういう公僕精神に徹してもらわないと、はなはだわれわれ困るんじゃないか。これは厳重に、選挙も始まるし、いろいろな問題が起きてこない前に、私は一言そういう点については要請しておきます。
時間もありませんから、この程度で終わりますけれども、郵政大臣に私はお伺いいたしますが、今電信電話公社のほうからのお話によると、今計画を立てて、そうして順次国民に迷惑かけないような方途を講じておるのだ、こうおっしゃるわけです。しかしながら、非常にわれわれとしては不便を感じておる。今まで私の申し上げたとおりに、この電話簿によるところの市外通話を申し込むというと、三時間も五時間も待たされて、ようやく通じたときは夜中である。相手は非常に憤慨する。これでは電信電話公社の設立の目的はないわけです。むしろ、これは民間のサービス会社がやったほうがいいくらいだ。少なくとも、やはり国の予算をある程度出してやって、それから国民からも協力を得てできているものであったならば、公衆のための便宜を十分考えてもらわなくてはならぬ。もし予算が足りないからできないというのなら、郵政省としてこれは十分考えてもらわなくちゃならない。十年先のことをわれわれは今ここでやっているわけじゃないのです。あなたも今度は選挙でしょうが、選挙のとき、ちょっと待ってくれ、あと三時間たたなければ出られないということでは、われわれ選挙なんかできやしない。実際の問題としてそういう問題が起きているということに対して、郵政大臣はどう考えますか。
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迫
迫水久常#26
○国務大臣(迫水久常君) 千田さんのおっしゃることは非常によくわかりますし、私も実際電話を利用する立場に立ちましたときには、全く同じような感じを持ちますが、一方電電公社というものが、あれだけどんどん電話の利用がふえていく中に対抗して、電話をつけてもつけても積滞の数が減らないというふうな、それほど電話の需要の旺盛なところに対処して、一生懸命にやっている姿を見ますというと、これは一つの過渡的な現象と言ってしまったら、あるいは千田さんからおしかりがあるかもしれませんけれども、一定の計画が実現するまでの間暫時やむを得ないのじゃないかと思います。ですから、私はこのごろは逆に、日本中電話がかけられるようになったのがありがたいので、もしかけられない状態だったら、たとえ何時間待ってもかけられるといいなあと、こう思うだろうと思うのです。そういうことで一生懸命に総裁以下やっておりますし、郵政省としてもできるだけの協力はしているつもりでございます。
ただいたずらに予算をよけいふやしてやったからといって、そういうものが一ぺんに解決するわけではなくて、これは日本全体の生産能力の問題にも関連をいたしますし、雇用全体のバランスの問題にも関連してくる。これは当分の間しょうがないのじゃないかなと思って、このごろは私はあきらめているような次第でありますが、できるだけひとつ努力して、一刻も早くそういうことが解消するように、総裁ともよく相談してやりたいと思います。
この発言だけを見る →ただいたずらに予算をよけいふやしてやったからといって、そういうものが一ぺんに解決するわけではなくて、これは日本全体の生産能力の問題にも関連をいたしますし、雇用全体のバランスの問題にも関連してくる。これは当分の間しょうがないのじゃないかなと思って、このごろは私はあきらめているような次第でありますが、できるだけひとつ努力して、一刻も早くそういうことが解消するように、総裁ともよく相談してやりたいと思います。
千
千田正#27
○千田正君 大臣は非常にあきらめが早くて……。そうわれわれはあきらめられませんよ、そんなことは。あなたはあきらめられるかもしれないが、そうはいかない。
そこで、私は総裁にお尋ねするのですが、あなた、今十年、五年と言うけれども、十年を五年に縮め、五年を三年に縮めるためには、私は金が必要じゃないかと思う。何の面でそんなに長くかかるのだということですよ。これは予算が、そういう計画に裏づけするところの予算が足りないからじゃないですか。私はそう思うんです。今大臣は金の問題ばかりじゃないとおっしゃるけれども、もしそうだとすると、あなた方の計画がどんどん実行できないということは何が原因なのか。予算の裏づけが少ないからという意味じゃないですか。そのほかに何があるんです、できない理由は。
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大
大橋八郎#28
○説明員(大橋八郎君) ただいま、どうして十年かからなければできないかというお尋ねでございます。これはただいま御指摘の金の問題はむろんあります。しかしながら、金の問題もありますけれども、それよりも、これをやるためにはやはりいろいろ必要な資材の用意が要るわけでございます。また、これを建設する要員、また計画を進める人の問題もあります。したがいまして、今かりに特別に今までより倍の予算を出す、来年はことしより倍つけろと、こうおっしゃっても、すぐにはそういうことはできませんので、私どもといたしましては、少しずつそういう資材に対するかまえ、また人員、建設要員に対するかまえ等も、養成しながら漸次ふやしていこう、こういうことでありますから、ごらんになりますと、いかにも気の長い話のようにごらんになると思いますけれども、私どもとしてもどうもこれ以上ちょっとこの際としては、そう一時に半分にしろ、三分の一にこれは計画を縮めろと言われても、ちょっとお受け合いいたしかねるわけであります。
それから先ほどいろいろ御注意いただきました点につきましては、十分私どもも注意して御趣旨に沿うように努力はいたしたいと思います。
なお、選挙の際の不公平の取り扱い、こういうことは、従来長年にわたる通信事業の性格として、公平にやらなければならぬということは、もう電信電話のみならず郵便においては、全部私は通信事業においては徹底しておると考えておりますので、あるいは中には不心得の者が絶無とは私は申しませんけれども、私のほうでは、そういうことのないように、さらに一そうの注意を加えていきたいと思います。
なお昨晩のお申し込みについて、もしもう少し具体的に聞かせていただけますと、場合によっては、さらに現実に取り調べまして、昨晩の取り扱いがどういうふうであったかということを取り調べたいと思います。あるいはこの席でなくてもよろしゅうございますから、あとでひとつ十分当時の状況をお伺いいたしまして、十分お取り計らいをいたしたいと思います。
この発言だけを見る →それから先ほどいろいろ御注意いただきました点につきましては、十分私どもも注意して御趣旨に沿うように努力はいたしたいと思います。
なお、選挙の際の不公平の取り扱い、こういうことは、従来長年にわたる通信事業の性格として、公平にやらなければならぬということは、もう電信電話のみならず郵便においては、全部私は通信事業においては徹底しておると考えておりますので、あるいは中には不心得の者が絶無とは私は申しませんけれども、私のほうでは、そういうことのないように、さらに一そうの注意を加えていきたいと思います。
なお昨晩のお申し込みについて、もしもう少し具体的に聞かせていただけますと、場合によっては、さらに現実に取り調べまして、昨晩の取り扱いがどういうふうであったかということを取り調べたいと思います。あるいはこの席でなくてもよろしゅうございますから、あとでひとつ十分当時の状況をお伺いいたしまして、十分お取り計らいをいたしたいと思います。
千
千田正#29
○千田正君 どうも私はむしろ民間会社を作ったほうがいいんじゃないか、こう思うのですよ。なぜかというと、よく総裁のおっしゃるように、金の問題じゃない、要員も十分すぐにはできない、それから資材もできない。これをせんじ詰めれば、予算の問題になってきますよ。私は、ある程度計画を立てて、そして十分に要員を養成しようとすればできないはずはないと思います。郵政事業の一番初めは、これは言うまでもなく、明治初年においてさえ、あの何もなかったときにおいてさえも、やろうという精神に立ったからこそ、初めて日本に郵政事業というものができて、電信電話もできてきた。私は、総裁以下そういう気持になれば、あるいはできないことはないのじゃないか。十年という年月からいいますと、今のいわゆる近代化の世の中に、これは十年なんていうなまぬるいことを考えていたのでは、これはたまったものではない、国民は。十年たたなければ、「一〇六」を呼んで一時間以内に向こうへ到達するということはできない、そんな気の長いことを言っては困りますよ。あなたも私もあと十年生きるのは私は疑問だと思っておる。それなのに電話もかからないうちに死んでしまうのは残念だと思いますので、それでもう少し早くこれは達成するようなことを考えてもらいたい。私は今の話をせんじ詰めると予算が十分じゃないからじゃないかと思う。要員を作るといったって、ある程度の金を出して、ある程度の待遇を考えれば、十分養成できると思う。資材にしたってそうだ。私はそういう点にもう少し研究なり、あるいは積極的な意欲を持っていただかないというと、この問題はいつまでたっても解決しないのじゃないかと私は思う。私はそう思いますよ。
それから後段の、今の現実の問題は、私はあとからあなた方の直接の人に申し上げます。こういうことではわれわれは仕事はできない。少なくとも国会議員としての立場においてわれわれは電話もつけていただいているし、スムーズに国民のための仕事をやろうと思っても、三時間も四時間も五時間もかかっても、なお通じない。本社を呼べば夜間の勤務の人もいない。そういうことでは、私はあなた方のほんとうの国民に対する答弁にはならないと思う。だからこの際真剣に考えていただきたいと思います。私はこれで質問を終わります。
この発言だけを見る →それから後段の、今の現実の問題は、私はあとからあなた方の直接の人に申し上げます。こういうことではわれわれは仕事はできない。少なくとも国会議員としての立場においてわれわれは電話もつけていただいているし、スムーズに国民のための仕事をやろうと思っても、三時間も四時間も五時間もかかっても、なお通じない。本社を呼べば夜間の勤務の人もいない。そういうことでは、私はあなた方のほんとうの国民に対する答弁にはならないと思う。だからこの際真剣に考えていただきたいと思います。私はこれで質問を終わります。