飛鳥田一雄の発言 (外務委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○飛鳥田委員 やはり、失礼しましたでは済まないのですよ。だって、国民は、黒いジェット機、U2機が日本にいるかいないかということをひどく心配しているのです。僕もその一人なんですが、それに対してお答えになるのに、ただアメリカの返事をそのままオウム返しに伝えるというだけでは、国民の信頼は得られない。だから、せめて、あなただって、御自分のできる限りの範囲内においていろいろな疑問を発してみ、その疑問をアメリカに突きつけるなりあるいは人に尋ねてみるなりして、御自分の調査能力で調査なさってみる必要があるわけです。そうしてこそ初めて国民が信用するわけでしょう。ところが、U2型機の航続距離についてさえ御存じなくて、確かに日本にいないはずですと言っても、国民は信用するでしょうか。このくらいの航続距離だからこの範囲の中にしかいないはずだ、このくらいのことは、しろうとだって、小学生だってわかるはずでしょう。ところが、事もあろうに、専門家の防衛庁の人さえ行動半径と航続距離が区別できないに至っては、その資料はだれがつくったのですか、専門家がつくったのでしょう。ジェーンの航空年鑑を見ましても、ちゃんと書いてありますよ。行動半径などとは書いてないはずです。さっき行動半径とおっしゃったから、権威のある政府の方がそうおっしゃるのだからと思って僕ももう一度考え直してみたわけですが、どうも納得がいかないので、おそるおそる伺ったのです。そうしたら、あまりに無知を暴露せられたのでびっくりしたのです。この場合に、今防衛局長がおっしゃったのですが、普通で参りますと二千二百マイルです。そうして、増槽、エクスターナル・タンクをつけて初めて二千六百マイルになるわけです。そうして、それのメートル計算は四千百八十五キロメートルと書いてありますよ。何か少し数字が違いますね。しかし、いずれでもけっこうです。
そういたしますと、キスカ島は入らずに、キスカのもう少し西の島が一つ入るだけです。しかも、それは、直線で豊原のそばへ行って、そのまま直線ですっと戻ってきたときにようやく入るのですから、少なくとも、偵察をして、うろうろと言うのもおかしいですが、している限り、アリューシャン島から発進することは不可能だということにならざるを得ないわけですよ。一応は入りますと今防衛局長はおっしゃいましたが、ちゃんとそのことを防衛局長は知っておるからです。ですから、私たちは、今アリューシャン群島から発進したのではないと一応想定せざるを得ないというわけです。この点について何か無理がありますか。