飛鳥田一雄の発言 (外務委員会)

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○飛鳥田委員 また違うのですよ。あなたはジェーン年鑑をごらんになったと思うのですが、これはかなり正確な有名なものだと思うのです。これには、内部燃料、いわゆる機体に積み込んだ燃料だけで走る場合には二千二百マイル、そうして、エクスターナル・タンク、増槽をつけた場合には二千六百マイルと、はっきり区別して書いてある。ところが、あなたは増槽をつけて飛んだ場合のキロにさらにまた増槽をつけた形にして今無理にお伸ばしになっておるわけですね。ですから、そういう点でもっとよく調べていただきたい。私は別にここでU2機の性能について議論をしようとしておるのではないのです。私たちのようなしろうとでさえこういう疑問が発せられるのだから、その点についてアメリカ軍なり何なりに対してきちっと質問をし、そうして国民の納得のできるようなきちっとした質疑応答の後に、日本にいないということを確認したのかどうか、そういうことを伺っておるわけです。ところが、今までの質問の中で、アメリカ局長の方では、当然発すべき疑問を発せずして、ただ信じておる、こういうことだとしか思えないので、私はそこを伺っておるわけです。
 それじゃ、もうこの点は水かけ論ですからやめますが、私はこう思っています。結論だけを申し上げれば、行動半径その他から考えてみて、もしアリューシャンから発進したとしても、そのまままっすぐには帰れません。必ず日本のどこかの基地に寄って燃料を積み込み、そこからアリューシャンに戻っていく、こういうコースをとらざるを得ないだろう。また、かりに沖繩から発進したとしても、樺太の付近を偵察した後には、必ず日本のどこかの基地に寄って油を補給した後でなければ帰っていけないだろう。従って、日本に配置として来てはいないけれども、しかし、少なくとも間々寄っては用を足していく、こういうふうにしか考えられない。これが少なくとも常識だと思うのですが、そういうことまであなたの方で否定なさる。
 それじゃ伺いますが、ソビエトの声明は、明らかに、日本、こういうふうに名乗っておるのですから、ソビエトに対しで、ソビエトはどのような根拠で日本にU2機があるとお考えになっておるのか、非難するだけのものではありますまい、具体的な事実をお示し願いたい、こう言ってあなたの方からお問い合わせになったことがありますか。

発言情報

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発言者: 飛鳥田一雄

speaker_id: 8650

日付: 1962-09-19

院: 衆議院

会議名: 外務委員会