海原治の発言 (外務委員会)

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○海原説明員 ただいまの御質問が、ナイキ一個大隊の能力のみをつかまえて御質問になっておられるわけでありますけれども、私どもといたしましては、ナイキ部隊というのは、先生も十分御存じのように、一応要地防空的なものとして考えております。従いまして、日本の防衛のためには迎撃機の戦闘機もございます。そのあとでさらに要地防空的にはナイキがある、さらに低空に来たものはホークがあり、一般的な高射砲もあるという工合に、いわゆる防空作戦、防衛作戦的なものの考え方をいたします場合には、いろいろな兵器体系の積み重ねが必要であります。従って、この兵器体系の積み重ねの一部分だけをおとりになりまして、それの能力以外のものと比較されますと、非常にものがむずかしくなるのではないかと考えます。
 さらに、私どもは、第二次計画をつくりますときに、国防の基本方針に基づきました第二次計画の整備方針といたしましては、在来型兵器の使用による局地戦以下の侵略に対処する、そのための防衛力を整備するのだということを明瞭にうたっております。従いまして、当然に、私どもが四十一年までに装備しようといたしておりますところのいろいろな兵器体系は、それなりの前提のもとに考えられておりますので、当然限定的な力しかございません。従いまして、今お話しのようなマッハ二以上の爆撃機が来る、あるいは空対地の非常に進んだミサイルというものを前提に考えた場合に、このナイキ・アジャックスは無力になります。しかし、それにつきましては、私どもは大きくは日米安全保障体制を背景にして日本の防衛を考えておりますので、私どもといたしましては、わが日本の防衛のためには、大きくはアメリカとの間の日米安全保障体制を考え、従って、具体的には今度は陸海空の間の任務分担、さらに、航空自衛隊におきましては、戦闘機なり地対空のミサイルの組み合わせ、こういうものを考えておりますので、一つそうした総合的な面から物事を御批判を願いたい、このように感ずる次第でございます。

発言情報

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発言者: 海原治

speaker_id: 4884

日付: 1962-09-19

院: 衆議院

会議名: 外務委員会