樺山糾夫の発言 (決算委員会)
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○樺山会計検査院説明員 ただいま御説明のありました防衛庁関係の決算額のうちで、会計検査院といたしましては二百七億五百七十九万六千五十一円につきましてこれを未確認といたしております。これは航空機、艦船等の内金払い、概算払いの精算が済んでいないこと等のため、まだ検査が完了いたしておらないものでございます。
次に、検査報告に掲げました不当事項八件の概要を御説明申し上げます。
まず、工事でございますが、一号は、レーダー基地九カ所の電話交換装置改修工事を行なうため、一カ所の基地だけを調査して九カ所分のコードを前もって購入したのでありますが、各基地はそれぞれ長さが異なっているので、別にこれを接続するコネクターが必要となって、不経済の状態となった次第でありまして、事前の調査が不十分であったと認められるものでございます。
次の二号は、白井基地の滑走路新設工事におきまして、不注意により型わく数量などの計算を誤ったり、土工機械の選定が実情に即していなかったため、工事費が高価となったものでございます。
次の三号の工事におきましても、予定価格の積算において諸経費の見積もりが過大であったため、工事費が高価となっていると認められるものでございます。
四号は、駐留軍住宅地区の電線移設に関する工事でございますが、送電線路の負荷容量とか電線の規格について調査が十分でなかったため、工事費が不経済となっていると認められるものでございます。
次の五号と六号は物件の調達についてでありますが、演習弾を改造する際に、従来の木箱は再使用できるのに、別に新しく調達していたり、ジープのドアを交換する際に、フレームは再使用が可能で、カーテンだけを取りかえれば十分であるのに、これを回収する方途を講じていなかったため、全部を新しく調達していて不経済となっているものでございます。
御承知のように、自衛隊の物資機材は漸次国内調達に切りかえられているような状況でございますし、このように再使用が可能なものにつきましては、差しつかえのない限りこれを活用するという配意が必要ではないかと考えるものでございます。
最後に役務についてでございますが、七号は航空機用燃料の輸送におきまして、国鉄の運賃が改正されているのを知らずに高い運賃を支払っていたものでございます。
また、八号は航空機の修理におきまして、輸入品の国内の販売代理店の業者から安く購入できることを知らずに、修理業者の選定を、一般の業者から購入することを容認しておったため不経済となった次第でございます。
防衛庁の予算執行につきましては、内部監査も相当努力されているようでありますし、従来からみますと改善されていると思われるのでございますが、なお、以上のような点について今後注意を要すると考えるものでございます。
簡単でございますが、御説明を終わります。