海原治の発言 (決算委員会)

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○海原政府委員 先ほど申し上げましたことを少し具体的にさらに補足して申し上げますと、ミサイルに対する攻撃ということにつきましては、一応これは問題外ということでございますのは、第二次防衛力整備計画を国会のそれぞれの委員会に御説明申し上げましたときに申したことでございますが、私どもはいわゆる局地戦以下の事態というものを一応考えておるわけです。そこでいわゆる大規模な核兵器の撃ち合いによる戦争というようなことは、あくまで抑止さるべきものと考えておるわけでございますが、万々一そういう事態につきましては、私どもは、私どもの力以外の、すなわちアメリカの戦力というものに期待する。これが日米安全保障条約の意味でございますし、また先般、数年前に公表されましたわが国の国防の基本方針にも明確にされております。私どもは、あくまで局地戦以下の事態に対処するということが一つの大きな前提でございます。その下で考えますと、このバッジ・システムの導入によりまして、私どもが考えておりますのは、主として爆撃機による攻撃、これに対処するための方法ということになってくるわけであります。その爆撃も、いわゆる通常の爆弾投下の場合、それから爆撃機に搭載しておりますところの空対地ミサイルの攻撃、この二つに大別されるだろうと思いますが、それぞれにつきましていろいろ研究いたしました結果、このバッジにつきましての要求性能というものを決定いたしまして、これを関係の会社に要求性能案として提示いたしまして、現在その要求性能を満たすものという点を専門家の手によって検討しておる次第でございます。具体的な事態ということになりますと、これはいろいろな前提を置いてのことになりますので、単一の例で御説明いたしますと、かえって誤解と申しますか、御認識を誤ることになることをおそれますので、いま私が申しました抽象的なことでひとつ御判断願いたいと思うのであります。たとえば現在アメリカはべトナムの状況に対処するために、むしろ第二次大戦のときに使った足のおそい航空機を現に使用しております。そのほうが効果的であるということにこれはなっておるようでございますが、いろいろな事態が想定されますので、今後は必ず足の早いスピードの早い最新的な爆撃機のみの攻撃しかないというふうに断定することはきわめて危険でございます。一応いろいろな事態というものを想定いたしましてそれぞれの場合に対処することができるということが、私どものこのバッジの要求性能を作成いたしますときの基本的な考え方でございます。

発言情報

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発言者: 海原治

speaker_id: 4884

日付: 1963-06-27

院: 衆議院

会議名: 決算委員会