野原覺の発言 (文教委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○野原(覺)委員 国がやるというのに、いやだと言う市町村がありますか。君の町の子供にミルクを飲ませてやろうというのに、いやけっこうです、そんな市町村が日本のどこにありますか。国が給食をやれば、体位の向上にも役立つし、栄養も十分補給できる。教育上も、これが効果があるのは明らかだ。みんな市町村はやりたいのだ。そうでしょう。だから問題は、文部大臣なり国の取り組みの問題ですよ。衆議院の附帯決議を生かすところの問題は、取り組みの問題ですよ。あなた方は、大蔵大臣から予算が取れぬものだから、そういうような消極的な考え方を持っていらっしゃる。私は、これはとんでもないことだと思うのです。こういういいことは、国民がみな期待しておるのです。国民の体位が向上するということは、けっこうなことです。足立正さんが最近答申ですか、何かを出しておりますね。学校給食について、オリンピックを機会に、国民の体位を向上しなければならぬというので、文部大臣に対する進言ですか、答申ですかを出しておるようだ。それから給食制度調査会の答申は、三十六年の八月三十一日に、文部大臣から先ほどもお話があったように、学校給食の国民に及ぼす重要性から、一日も早く完全給食にすべきである、義務法にすべきである、昭和二十九年の学校給食法は奨励法で、強制されない法律ですが、これを義務法にすべきだ、たしかこう給食制度調査会は答申をしたはずです。それからまた、衆議院が二十九年にこの法律をつくったときに、衆議院の総意で、十年たってもなおかつ奨励法、そして市町村の出方を待つといった、なまぬるいことを私どもは予想しておりませんでした。ところが、残念ながらいまだになまぬるい。そしてミルクはやるのです。これは、私は前後撞着、矛盾があると思うのです。ですから、一つすみやかに義務法にするための検討をやってもらいたい。文部大臣の御答弁では、年次計画もないというようなことは怠慢です。完全実施するための年次計画を持たぬというのは何事ですか。文部大臣、この点一体どう思いますか。その日まかせですか。いいことだから、ちょっとでも伸びたらいいわいというようなことですか。私は、少なくとも五カ年ないし三カ年といったような、年次計画を立てるべきじゃないかと思う。だから、義務法にするということになると、これはいろいろ問題があるというので、政府としても、法律を義務的なものにして、完全実施されない場合には困るというので、いろいろ考えられているのだろうとは思いますけれども、かりに今小学校は七三%だ、これが八〇%に達する。中学校の二三%が五〇%に達する、そこまで達する努力は、三年の年次計画でやる、そして八〇%と五〇%に達したそのときには、この学校給食法を義務法にして、全国の児童生徒に実施をする、こういうような考え方を持つなら、まだ話はわかるのです。文部大臣、きょうは私の言うことは決してむちゃは言っておりませんね。きょうは、あなたが共鳴されるようなことしか私は言っていないつもりです。あなたの所見を一つお尋ねします。

発言情報

speech_id: 104305077X01219630320_059

発言者: 野原覺

speaker_id: 16407

日付: 1963-03-20

院: 衆議院

会議名: 文教委員会