大平正芳の発言 (外務委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○国務大臣(大平正芳君) 第一点の、核兵器の持ち込みは認めないということは、国会を通じまして政府がしばしば明瞭に申し上げておるところでございまして、たとえ事前協議がございましても、日本政府としては同意をする意向はないということはアメリカ政府にも申し入れ、アメリカもよくそれを承知しておるということは、たびたび申し上げておるとおりでございます。
 しからば、その両国の了解というものを実地に具体的にこれを保証する措置があるのかということでございますが、これはたびたび私からも申し上げておりますとおり、これは日米間の信頼でございまして、アメリカといたしまして、日本政府に対して毛頭持ち込む意図はないということを言っておりまするし、今日までの安保条約の運営の経過を見てみましても、そういう懸念というものは私どもは持っておりません。条約を運営する場合には、あくまでもこれは両国の深い信頼に立たなければならぬことでございまして、無数の飛行機、艦船が入っておる状況におきまして、一々日本が検証していくというようなことはすべきじゃないし、私どもはそういう意図も持っておりません。あくまでも深い信頼に立ってやっておるわけでございます。今回の場合もその例外ではございません。そのように考えております。
 それから第二点としては、先ほど私もお答え申し上げましたとおり、アメリカの意図が、105の導入を通じて非常に積極的になってきておるというように森先生御発言でございましたが、先ほど申し上げましたとおり、私どもは、これはアメリカ軍全体の近代化計画という毛のが時代の進運に即して行なわれておるその一環であるということでございまして、兵器の近代化という趨勢に沿ったものである。このことがあるために、このことが国際緊張を激化するというように私どもは考えていないということは、たびたび本委員会でも私申し上げたのでございまして、そのことについて関係地域の方々に十分御理解をいただくように努力をしたいと存じておる次第でございます。

発言情報

speech_id: 104313968X01819630514_012

発言者: 大平正芳

speaker_id: 28089

日付: 1963-05-14

院: 参議院

会議名: 外務委員会