大平正芳の発言 (外務委員会)

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○国務大臣(大平正芳君) 第一の点につきましては、森先生が御懸念のような事態にならぬのでございます。すなわち、核兵器の持ち込みということは、安保条約から申しますと事前協議の対象になるわけでございますが、これはたとえ事前協議がございましても認める意図がない、しかも日本の反対を押し切ってまで持ち込む意図はないということは、両政府の間で了解があるわけでございますので、私の理解では、先方からそういう事前協議に持ち込むことはない、したがって、今事前協議が現実に行なわれてこちらが拒否するというような場面は考えられない、それが第一点。
 それから第二点につきましては、ここ数年来政府が国会で申し上げておりますのは、核の分裂あるいは核の融合反応というものを破壊力または殺傷力として用いるものを核兵器と言うのだということを終始一貫申し上げておるわけでございます。で、今御指摘のように、核兵器の部門におきましてもだんだんと兵器科学が発達して参るわけでございますが、私どもは、今申しました政府の基本方針に照らして、兵器科学の専門家が検証、判断いたしまして、今政府が申しました方針に沿っていないようなもの、そういうものは大原則で持ち込みは認めないということになっておるわけでございますから、私は兵器科学の専門家ではございませんので、一々具体的なケース、ケースについて判断する能力を持っておりませんが、専門家の政府の方針に沿っての具体的な判断というものを信頼して参りたいと思っております。

発言情報

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発言者: 大平正芳

speaker_id: 28089

日付: 1963-05-14

院: 参議院

会議名: 外務委員会