戸叶武の発言 (外務委員会)
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○戸叶武君 大平さんが、外務省みずから顔を洗って出直すというまでの思い詰めた決意をされているのですから、相当いい顔になって出てくると思いますけれども、これはいずれにしても、それ自体、取りようによってはいいけれども、片方においては、なるたけ責任をとらない方法で、自主的という名前で、その自主的団体たるべき事業団の人事の問題が問題になりますけれども、今までの既存の二つの団体のでたらめだったのは、古手官僚のこれは眠りどころで、全く食いつぶしをやられてしまった。そして、その取り巻きというのは人を見る目がないから、茶坊主的な内地の食い詰め的なものが集まって、そして結局さんざん食い荒らされてしまった。こういうような態勢で再び自主的な形においてでたらめをやられた日には、国は目も当てられない。そこらが私が一番心配するところなんです。外務省なり農林省がずいぶん長い間のいがみ合いみたいなことは、ほんとうは移民には御迷惑だけれども、外務省亀手を引くからほかも手を引けという形で、しかも、その自主的な責任の主体となるべきところの事業団のスタッフというものが前の二団体のようなことになってしまったら、今度は一体だれが責任をとるか。外務大臣だけが、監督だから、責任は全部とることになるでしょうが、そのときには大平さんは外務大臣でなくなってしまう。私は日本の移住政策にはこういう悪循環が今後つきまとうのじゃないかと思います。
そこで私は今の海外移住の現状について大臣から承りたいのですが、今、人によっていろいろ、また役所の統計においても全部違いますが、ラテン・アメリカ――中南米が主のようですが、中南米だけでも七十万の日本の海外移住者があるというふうに聞いておりますが、海外移住者の数は現在どうなっておるか、一、二、三、四、五くらいのおもだったところはどうなっておるか、これをお知らせをいただきたいと思います。