大平正芳の発言 (外務委員会)

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○国務大臣(大平正芳君) きのうも申し上げましたように、こういう政府のエージェンシィみたいなものを、しかも資本金は金額政府が持っておる、任命権も持っておる、予算も全部きめて指示するというような事業形態というものは、御指摘のように、これはよほどの努力を傾けないと、うまくいかぬと思うのでございます。そういう事業形態そのものに内在する通弊を、われわれはもういやというほど知っておるわけなんでございます。しかし、今度この事業団を御提案申し上げて、これができればそういう通弊はなくなるなどと言うほど、私どもも甘く考えておりません。今までいろいろの試みをして失敗した、この歴史を見ましても、なかなか容易ならぬことだと思うのでございまして、私はこの間から申し上げておりますとおり、この事業団をひとつ新しい勇気でもってりっぱに育て上げてみようということが今精一ぱいの気持でございまして、実はこれが当然世界銀行その他の借款を受け入れる、信用を持つものになるのだということを今私は申し上げるほど勇気はないわけでございます。したがって、まずさしあたりこれを作らしていただいて、これを育てさせていただくということが精一ぱいでございます。その育ち工合によりまして、次の事業の拡充をこのボディを中心としてやらしていただくように御相談いたしたいと思っております。

発言情報

speech_id: 104313968X02919630626_020

発言者: 大平正芳

speaker_id: 28089

日付: 1963-06-26

院: 参議院

会議名: 外務委員会