大平正芳の発言 (外務委員会)

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○国務大臣(大平正芳君) この予算の流れるルートを見ましても、それは御指摘のとおり、たいへん複雑でございまして、快刀乱麻を断つようにきちんとしてやりたいとは、だれしも思うところでございます。ことしの予算編成にあたりましても、実は私どもももう少しシンプルにする道はないかと思って、農林省とも相談いたし、大蔵省とも相談いたしたのでありますが、大蔵省は、まず仕事の実体を一元化することで話がきまれば、予算はそのとおりつけるというわけです。ところが、事業の実施官庁——農林省や外務省は、予算がこうついているから、それが実体を規制していくということなんです。それだから、予算の一元化、実体の一元化というものが二重になりまして、外務省と大蔵省との間のどっかにとどまっているというような感じなんでございます。これは非常におろかなことなんですけれども、現実がそうなんでございます。そこでしかし、無理やりに一元化してみても、これがもう形式的な一元化で、実際意味のない、働らきのないことになっても困りますし、したがって、私は曾祢委員も御指摘のように、これからの長い問題だと思うのでございまして、一番堅実なやり方は、まず一歩々々進んで行くよりもう分別はないと思うのでございます。まず事業団というものを作って、これが鬼っ子になるか、優等生になるか、これがまず勝負じゃないか。それが、これならば大体まかしてもよさそうだと各方面から認められれば、その次のステップをとっていけばいいのじゃないかというように、時間をかけてやるべき性質のものではないかと思うのでありますし、また、権限争いでどれが勝った負けたというようなことは、国民に迷惑な話でありまして、そういうことはやる気持はございません。納得づくでやりたい、こういう気持でおります。相当時間がかかりますけれども、それ以外に分別はないと考えております。

発言情報

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発言者: 大平正芳

speaker_id: 28089

日付: 1963-06-26

院: 参議院

会議名: 外務委員会