田中角榮の発言 (内閣委員会)
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○国務大臣(田中角榮君) 非常に力強い、現実に即した御発言をいただきましてまことにありがとうございました。私もどうも今まで経済成長率というものが、これはどうも政治問題であると、だからこんなことを改訂することはちよこちょこやるべきものでないと考えておったこと自体に対する疑問を持っておったわけです。非常にテンポの早い経済情勢でございますし、特に国内的ではなく、八条国への移行とか、関税の引き下げとか、OECDの加盟とか、いわゆる国際的な要素が非賞に強く働く日本の経済でありますから、そういう意味においては、日日、まあ先ほども刻々と申し上げましたが、非常に真剣な気持でこういう問題と取り組んでいくべきであるというふうに考えているわけであります。ことに私たちの政党が、計画経済であり、これが党大会でもって年率をぴしゃっときめるというものではなく、自由経済の中で一つのめどとして財政金融政策の指針にこれを使っておるのでございますから、私は政治的な立場で一ぺんきめたものが、また目標でありますが、この目標をたえず変えていくということは不見識であるというような考え方にとらわれるべき問題ではないので、こういうものこそ時々刻々にデータを集めて、国民の前に明らかにし、大衆討議もし、いろいろな方々の意見を聞きながら、そういう考え方や数字の上に立って財政金融政策が時々弾力的に進められていくべきものだというふうに考えておりますが、私が試算して、通産大臣は通産大臣でもって所管の事項をもって試算をしてみることもけっこうでありますし、農林大臣は農林という問題から試算をしてみることも一考でありますし、けっこうだと思いますし、日銀と大蔵省の考え方が食い違ってもそういうものをお互いが詰め合い、より合理的な目標を立てるということについては、あなたが今御発言なされたとおり、より弾力的に考えていくべきである、よりそれが政府としての責任であろうというふうに考えているわけでございます。