田中角榮の発言 (本会議)

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○国務大臣(田中角榮君) お答えいたします。
 私に対する御質問は、第一点は、海運業界は金融機関の系列を軸にして再編成が行なわれております結果、少数の大企業間の競争が、より激化をしないかというのが一点であり、第二は、系列外の弱小オーナーに対する助成はどうかという点でございます。
 第一点に対してまず申し上げますと、御承知のとおり、政府は沈滞をいたしております日本の海運業界の拡大強化をねらっておるのでございまして、国際競争につきましても、大規模に集約をせられることによって国際競争力が培養せられることはもちろん、過当競争の弊を除去したいというねらいもあるわけでございます。現在非常に業者数が多いということによって、国内においても、また外航においても、過当競争の弊が現われておりますので、今度の集約再編成によりまして、それらの弊害を除くことも、おもな目的といたしておるのでございますから、これが再編の結果、系列化によって、より過当競争が激化をせられるということはないと判断をいたしておりますし、また、ないように十分配慮をしなければならないというふうに考えております。金融系列から一方的な再編が行なわれておるというような御指摘でございましたが、これらの問題に対しては、業界、金融機関にも、十分慎重な配慮を願っておるところでありまして、業界の自主的な話し合いを進めるということを主にしておるわけでございます。これが集約化達成の暁には、国際競争力がつくことはもちろん、秩序ある発展が期待できると考えておるわけでございます。
 第二点の弱小オーナーの問題でございますが、銀行系列とは関係なしに、御承知のとおり、長期固定的な傭船関係を結ぶ等によりまして、集約グループに参加することができるわけでございまして、銀行系列外であるからといいまして、助成の対象にしないというようなことではないわけでございます。今般、政府が海運企業の再編に対して抜本的な施策を行なって参りますのも、ただいまの御質問のような点を解決するために行なうことであることを、申し添えておきたいと存じます。(拍手)
  〔国務大臣福田一君登壇、拍手〕

発言情報

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発言者: 田中角榮

speaker_id: 242

日付: 1963-02-27

院: 参議院

会議名: 本会議