田中角榮の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(田中角榮君) 本年度の経済成長は、おおむね実質八%程度になるのではないかと推定せられるわけでありますが、現在予算の査定中でありまして、来年度の経済見通しはまださだかに決定いたしておりませんが、大体二十日をめどにしまして来年度の成長率をきめまして、それによって予算総額を決定したいという段階でありますので、来年度の経済成長率を何%に見るかというようなことはお答えできる段階に至っておりまません。しかし、引き締めをいたしました昨年は実質五・九%という成長率を示しておりますし、本年度は先ほど申し上げましたように、実質八%成長が遂げられるというような堅調な状態でありますので、いま総理大臣が申し述べましたとおりに、十年所得倍増計画の数字を十分検討しながら、経済成長率をきめてまいりたい、このように考えておるわけであります。来年度の予算編成の重点的な考え方は、国際収支を安定させなければならないということ、第二は物価問題に対して、物価をできるだけ安定せしめなければならない、第三点は、いままで四、五年かかって開放経済体制に向こう体制整備を行なってまいりましたが、四月一日を期してIMF八条国に移行するという既定方針をきめておりますので、この開放経済に向かって国内均衡をはかりながら、将来に向かって安定拡大的な経済成長を遂げていけることを目途にした健全均衡的な予算を組みたいという考え方を基本にいたしておりす。