田中角榮の発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○国務大臣(田中角榮君) 先ほどから申し上げておりますように、来年は国際収支の安定ということも重要な課題でありますし、開放経済に移行するために国内均衡をはからなければなりませんし、総理大臣が申し上げましたとおり、所得格差、地域格差その他の問題から中小企業の問題、農業政策等に対しても重点を置かなければならないと申し上げておりますとおり、予算編成に対しては、あなたがいま言われたとおり、非常に慎重な配慮をいたしておるわけであります。現在、御承知のとおりこうして補正予算審議で衆参両院の審議に応じておるわけでありまして、大蔵省としましては、八月からの査定をいま続けておるのであります。
 なお、経済成長率がきまらなければ税収見込みも立ちませんし、税収見込みが立たなければ予算総ワクもきまらないのでありますから、当然十八、九日までには経済成長率もきめなければならないことは言うをまたないわけであります。しかし、大蔵省と経済企画庁とが、いま合議中でありまして、数字を申し上げられる段階になっておりませんということを申し上げておるわけであります。しかし、全然数字に対してお話をしておらぬのではなく、今年度は実質八%を見込まれます。それよりも、多少引き下げぎみな状態で考えなければならないだろうということは、先ほど申し上げておるとおりであります。少なくとも財政支出の規模をふくらますことによって景気が刺激をせられるようなことがあってはならないという考え方を基本にいたしておりますので、いま、しいて申し上げるとすれば、今年度の成長率よりも低く押えなければならないという基本的な考え方は申し上げられますが、それが七%になるか六%台に押え得るかというような問題は、これから一週間の間に政府部内で十分各省間検討しまして、閣議で決定をし、御報告を申し上げます。

発言情報

speech_id: 104515261X00219631216_013

発言者: 田中角榮

speaker_id: 242

日付: 1963-12-16

院: 参議院

会議名: 予算委員会