野原覺の発言 (国際労働条約第八十七号等特別委員会)
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○野原(覺)委員 私は、それでは端的にお聞きしたいと思うのです。この四十六国会で成立させる自信があるかどうかということでございます。御承知のように、この国会は会期余すところ十日しかない。八十七号条約と関連国内法の審議につきましては、参議院においてもこれは十二分なる審議が行なわれなければならぬのであります。本院で五十二時間の長時間にわたって審議をして、いまだにその目鼻すらもつかない、こういう状態でどうして残りの十日でこの法案を通過させることができますか。この点については、一体政府はどう考えるのか。何とかして審議をしてもらいたい、審議をしてもらいたいと言いますけれども、先ほど私が申し上げましたように、五十二時間の長時間の審議をしてきている。書記長・幹事長会談の経過もございまして、私どもは慎重に審議をしてきたのであります。特にわれわれ社会党は、野党ではございまするけれども、この審議は政府も御承知のように、ほんとうに寛容と忍耐の精神をもって今日まで私どもは協力してきたのであります。定足数が足らないと思われるような場合でも、この会議の開会を認めてきておるのです。特に、自民党は今日まで八名質問に立っておるのでございまするが、そのうちの四名は特別委長のメンバーでない者の質問すら許してきているのであります。正委員の質問が終わらないのに、しかも与党にそのように破格のやり方を認めてきたというゆえんのものは、何とかして社会党としてはこの八十七号条約と関連国内法を成立させなければならぬという熱意があったからであります。しかるに何でございますか、このていたらくは。もう一度お尋ねいたしますが、確信がございますか。ほんとうのことをおっしゃっていただきたい。いいかげんなことを言って、時間がたてばもうそれでおしまいだじゃなしに、池田内閣としてはほんとうに成立させる確信があるのか、一体今日の事態を政府はどう考えておるのか、もう一度承りたいと思います。