森崎久壽の発言 (商工委員会)

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○森崎政府委員 御指摘のとおり業界の正確な把握並びに業界自身の一つのまとまりということが、輸出振興にとっては一番大切なことだと思います。特に御承知のとおりこのミシン、双眼鏡ともに中小企業の非常に多い業界でございまして、しかも中小企業の製品の大部分を輸出に向けるという、いわば非常に特殊の形態をとっているものでございますので、御指摘がありましたように単に海外だけの問題をわれわれで考えるのではなくして、そのもとになるところの業界の内部の問題あるいは業界の結束ということに対して十分留意をしなければならないと思います。私どもとしましては、先ほども申し上げましたように、ミシンについては、当初百二十ばかりのミシン業者が、現在いろいろと統合、集中いたしまして、六十七社というふうに企業の数もまとまり、そしてそれをそのままの形で輸出の力に持っていっているわけでございますが、率直に申しまして双眼鏡業界は、この法律ができまして以来、登録業者二百十九社、これがそのまま横すべりの関係で進んでいるわけでございまして、また、この法律とうらはらになっております中小企業団体法における調整行為におきましても、ときどき問題を起こして不満がいろいろ出てくる、そういうことで、組合としてのまとまりがあまりよくないように思っているわけでございますが、私どもとしましてはその点について今後十分注意いたしまして、組合のまとまりをつけていくということが一番大切かと思います。特にこの間、この法案を参議院で御先議願ったわけでございますが、その参議院の御先議の結果の附帯決議におきまして、やはり同様のことが御指摘されまして、附帯決議の趣旨に言われているわけでございます。その附帯決議の御趣旨にさっそく沿おうじゃないかということで、双眼鏡業界といたしましてはここで組合を解散いたしまして、新しい構想のもとに出発するということで、鋭意新組合をつくる準備をいたしておるわけであります。私どもとしましては、その組合の指導を行なうと同時に、今後はさらに双眼鏡の部品あるいは完成品等につきまして中小企業近代化促進法の指定業種にいたしまして、これを側面から積極的な方法でまとめていくということも考えておるわけでございます。これは御案内のように、五年の期限を限ってやるわけでございます。私どもとしましては、そういった組合自体の調整行為のまとめをよくすることと、さらに積極的に設備の近代化を通ずる双眼鏡業界あるいはミシン業界の近代化をやるということによりまして、この五年間以内において十分の体制をぜひとりたいというふうに考えておるわけであります。

発言情報

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発言者: 森崎久壽

speaker_id: 13984

日付: 1964-05-12

院: 衆議院

会議名: 商工委員会