森崎久壽の発言 (商工委員会)
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○森崎政府委員 先ほど申し上げましたように、ちょうどこの機会に組合が新発足するということで現在準備中でございますが、まずその一番眼目でありますところの調整行為のやり方につきまして、従来の不満をいろいろ調べてみますと、やはりまじめに調整行為を行なっているものと、それから調整行為の実績の上に眠るといいますか、そういった業者とは常に対立いたしまして、そのルール自身が非常に固定化されたためにだんだんと実情に合わなくなってきた、そういう点について非常に不満があるということが一つの大きな問題かと思います。したがいまして今後の考え方といたしましては、調整行為そのものに対して、最近の実情に沿うようにまじめに輸出をし、そうしてまともな値段で輸出されるようなものについては、やはりその輸出ワクが漸増するような形にするということと、それから一たん実績の上に眠りまして、実際はその実績をあまり使わないでいるというものに対しましては、われわれとしても巖重に注意し、また組合の間におきましてもそれを十分に監視し合うような仕組みを考えていくということを一つ考えているわけであります。それから積極的な対策といたしましては、先ほど申し上げましたように近代化促進法によってこれを促進いたしまして、双眼鏡につきましても新しい技術がずいぶん出てまいっておりますので、品質の向上と新技術の開発ということに十分に意を用いていくということが対内的な問題として一番大事な眼目だと思うのであります。
さらに輸出につきましては、ミシンにそういう例が一つできましたし、業界の方々もミシンの例をいろいろと検討してこられましたので、できるだけ系列的にこれを整備いたしまして、対米、対カナダあるいは欧州関係に対して秩序ある輸出体制をとるということを考えているわけでございます。ことにドイツにおきましては、ミシンは来年から自由化する。それから双眼鏡はもう自由化されておりますが、イギリスにつきましても最近来られました外務大臣から、来年の一月に自由化をしたいということが出ておりまして、要するに日本の製品としては、中小企業の製品ではございますが、輸出先は先進国の中の最も進んだ国に対して輸出をするわけでございますので、その輸出秩序の確立ということに最大の眼目を置いていきたいというふうに考えております。