森崎久壽の発言 (商工委員会)

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○森崎政府委員 いまの御指摘の買い取りをやりまして、率直に申し上げまして、その買い取りがうまくいかなかったわけでございます。そして十五万個でございますが、十五万個のデッド・ストックをつくった。これにつきまして業界としましては、当初この構想を出したのも、業界がそういうことを寄り集まって相談の上、政府の指導を得ながらやったわけでございますが、結論的には、一年わずかでもってこれを中止せざるを得なかったわけでございます。これは一つには、いまから反省いたしますと、買い取り価格についてのきめ方に少し誤りがあったのではないか。と申し上げますのは、買い取り価格が当時の実勢価格よりもはるかに上回った価格であったわけでございます。もっと具体的に申し上げますと、三十一年につくりました当時のチェック・プライスそのものを買い取り価格にしたわけでございまして、非常にいい値で買い取り機関が買ったということで、業界といたしましては、それに対して非常に安易な気持ちで売り込んだ。輸出はまた別の観点から、それより低い値段で売るというようなこともしておったということでございます。もう一つは、自己のブランドのものははずすということでございまして、買い取り制度というものの裏をくぐるといいますか、みずからつくったものをみずから破ったということになっておりますが、自己ブランドのものははずしても、ブランドのないものは買い取るということになりましたので、比較的輸出には適格性の少ない、ブランドものでないものがこの買い取り機関に集中されまして、そのために実際はこれは輸出できなかったということでございまして、これに対しましては、役所のほうといたしまして買い取り資金をお世話し、また業界におきましても、このデッド・ストックになったものを一台輸出すれば自分の商品を四台輸出してもいいというようなルールをつくりまして、一挙にこれを解決するということにして、現在は、とにかく失敗ではございましたけれども、問題を残さないで解決したようなわけでございまして、御指摘のとおり、いろいろと考えた結果こういうところでちょっと大回りしているような状態であります。

発言情報

speech_id: 104604461X04219640512_013

発言者: 森崎久壽

speaker_id: 13984

日付: 1964-05-12

院: 衆議院

会議名: 商工委員会