加賀田進の発言 (商工委員会)
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○加賀田委員 チェック・プライスの問題が出ましたけれども、これは私は、通産省としては実態の把握が欠けているんじゃないかと思うのです。これは双眼鏡だけではなくて、現在トランジスターでも、実際の価格と商社との取引価格というものは実質的に相違があるのです。そうして、あとで商社にリベートを払って表面的につくろっても、関税だけは通産省の指定どおり支払う、こういうような実態が、通産省としては——指導面ではやかましく言っているのでしょうけれども、何としても商売はある程度もうけなくちゃいけない。ある程度危険をおかしてでも、市場の価格に合わして要求に応じよう——こういう実態把握が行政一面で欠けているんじゃないかと思うのです。だから、そのチェック・プライスの問題にしても、香港の問題も出ましたけれども、香港が自由港として非常に海外市場を荒らしている。この実態に合わして制度をある程度整備する必要があるんじゃないか。そういう点が、買い取り価格によって輸出のルートを一つにしようという政策に大きな失敗を来たした。それについて、通産省からいえば、業者はけしからぬ、網の目をくぐってごまかしておったということになるでしょうが、そういうところに、双眼鏡について五年間その目的を達せられなかった大きな原因が起こってきているんじゃないかと思います。そういうことで、この法律を改めて五年延長するにしても、やはり十分実態に沿うた指導をやっていかなくちゃならぬ。ミシンは相当協力しておるようですけれども、双眼鏡は、聞きますと、いま申し上げたように、いろいろな関係で内部的にごたごたしております。商工組合も規制ができないような状態の中で、通産省として、これからこの法律を適用してうまくリードできるのですか、そういう自信がありますか。