森崎久壽の発言 (商工委員会)

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○森崎政府委員 ただいま御指摘の点、まず手続上の問題でありますが、御指摘どおり、一般の商品の輸出におきましても、手続の問題につきましては常にその簡素化を考えなければならない点がございますが、特に、この双眼鏡につきましては、部品関係で相当入り込んだ出荷確認制度がございますので、その点につきましてはもっと簡素な方法があるのではないかという点についていろいろと検討しておるわけでございますが、この出荷確認そのものにつきましては、やはりこの業界の特殊性からくるものだと思いますが、どうしてもこういうことがなければ正常なる輸出がはかれないのではないかということでございます。言いかえますと、双眼鏡業界は比較的分業が進んでおりまして、しかもそれが各組み立て及び各部品ごとに独立した業態が存在しております。しかもそれが大部分と言いますか、そのほとんど全部が中小企業によって、しかもそれが零細な中小企業によって占められるわけでございますので、各部品部品の段階におきまして過当競争が行なわれ、そうして組合活動を通じましてその調整がはかられておるわけでありまして、その部品部品の各段階段階におきましては、価格維持をはかる必要性が出ているわけであります。そのはめに、やはり出荷制限を行ない、そして数量割り当てをやっておるわけでございまして、これは中小企業団体法の運用によりまして、各メーカー方の総意によってそういうことが行なわれておるわけでございますので、その点は、当然この出荷確認制度を排除するわけにはまいらないと思います。特に、輸出の価格を維持する場合に、こういうふうに最後ではアッセンブルだけでありまして、その根元になっております部品は一つ一つ個々の部品を寄せ集めてやるわけでございますので、その個々の部品の段階におきまして、価格維持政策がはかられなければ全体の輸出製品自身の値くずれがくるということになりますので、これはまさしく双眼鏡業界の実態から、また、その特殊性からいいまして、どうしてもやむを得ざる方法でこれは行なわれておるわけでございます。しかしながら、手続上の問題といたしまして極力それを簡素化する必要がございますので、その一つ一つをある一カ所で確認する方法を考えて、手続を済ませる場所を一カ所に集中するとか、あるいはその出荷を確認する方法として通い帳式のものをつくりまして、その場で一覧式に見てわかるというようなくふうははかられておるわけでございます。中小企業の方々にとって、業界の特殊性とはいえ、非常にめんどうな手続ではございますけれども、極力そうした点で努力をし、われわれのほうも知恵をしぼっておるということでございます。

発言情報

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発言者: 森崎久壽

speaker_id: 13984

日付: 1964-05-12

院: 衆議院

会議名: 商工委員会